iPad Proの200万台に対してSurfaceは160万台

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Appleは昨年11月中旬にiPadの新製品であるiPad Proを発売したが、年内の販売台数が200万台を超えたことが明らかとなった。米国の調査会社IDCが、『IDC Worldwide Quarterly Tablet Tracker』というレポートで明らかにした。同レポートではMicrosoftのSurfaceシリーズの販売台数についても触れており、2015年10-12月期にシリーズ全機種で160万台販売されたことも明らかにしている。

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iPadのシェア24.5%に対し、MicrosoftのSurfaceはシリーズ全体で10分の1の2.4%しかない

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AppleのiPad Pro

2015年10-12月期のiPad全体のシェアは24.5%

iPad Proの販売台数は、年内の予測では250万台程度という数字もでていた。しかし、IDCの調査では200万台という数字となっており、その予測は裏切られたことになる。『IDC Worldwide Quarterly Tablet Tracker』は2015年10-12月の四半期の実績であり、同レポートは期間中のタブレット端末全体の販売台数が前年同期比13.7%減の6,590万台であったことを明らかにしている。iPadの同期間中の販売台数は前年同期比24.8%減の1,610万台であり、シェアは24.5%であった。シェア2位はSamsungの9.0%、3位はAmazonの5.2%、Lenovoの3.2%、Huaweiの2.2%と続くが、MicrosoftのSurfaceはその他大勢の30.2%に含まれていて姿が見えない。しかし、レポートでは160万台であったことを明らかにしており、シェアは2.4%であったことが計算から導かれる。

MicrosoftはSurfaceの数字をひた隠しにしていた

MicrosoftはSurfaceシリーズの販売台数については発表を行っておらず、店頭のPOS情報についても調査会社への報告をストップさせてきた。それを止めたのかどうかは知らないが、2014年末には販売不振でSurfaceブランド終了の噂まで飛び出した。2015年に入ってからはSurfaceの具体的な販売台数に触れる記事がボツボツと出だしており、調査会社もその頃からMicrosoftに遠慮するのを止めたようである。今回のIDCの記事はiPad ProとSurfaceの販売台数を具体的に比較しており、SurfaceがiPadのライバルとはなり得ないことを明らかにしている。Surfaceは年を追うに従ってパソコン化が進んでおり、現在はパソコンと同機能のSurface Proが販売の中心となっている。とは言え、SurfaceはiPadの対抗馬として市場に投入されたものであり、数字を比較するのならばiPad全体の販売台数でなければならない。

Windows PC陣営内の内紛でしかない

iPad Proの200万台に対してSurfaceシリーズが160万台というと、Surfaceが健闘しているようにも受け取れる。しかし、iPad全体の1,610万台と比べると、Surfaceはその10分の1でしかない。MicrosoftがSurface、特にSurface Proを発売したことでiPadを購入するのを止めた人がいるかもしれないが、その殆どはiPadとPCの2台持ちを考えていた人たちだろう。つまり、Suarface Proを購入した人たちはPCの買い替えを止めたことは確実であり、MicrosoftはPCメーカーからそのユーザーを奪ったことを意味している。Surface Proの発売によってWindows PCのシェア低下を一定程度阻んだかもしれないが、PCメーカーのシェアをMicrosoftが奪うというWindows PC陣営内の内紛というのが実態である。

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