MicrosoftのSurface 3の日本発売と教育ICT

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Microsoftは長年パソコンメーカーにOSを供給する立場に徹し、自らがパソコンを発売することはなかった。しかし、AppleのiPadがパソコンの市場を大きく侵食する中、Microsoftは自らがiPad対抗のタブレット端末の発売に乗り出した。2012年10月にSurface RTを投入したのに続き、翌2013年2月にはSurface Proを追加した。しかし、それは米国での話であり、日本ではSurface RTの発売は2013年の3月15日、Surface Proは同年6月20日の発売であった。Microsoftは2015年5月5日に米国を含む世界26の地域でSurface 3を発売したが、現時点で日本での発売日は発表されていない。

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Surface 3はSurface Pro 3の廉価版~しかし、教育の分野ではChromebookと更なる価格競争に突入か?

surface-3

Surface 3

Surface 3は通常のWindowsを搭載したSurface Proの廉価版

Surface RTはARM系のCPU向けOSであるWindows RTを搭載しており、通常のパソコン向けのOSであるWindows 8を搭載するSurface Proとはソフトの互換性が殆ど無い。Surface ProシリーズはPro 2、Pro 3と継続して発売されてきたが、Surface RTシリーズは2013年のSurface 2発売でストップしたままであった。前述の通りSurface 3が日本以外で5月5日に発売されたが、これはSurface RTシリーズの後継機ではない。搭載しているOSはSurface Proシリーズ同様、通常のパソコン向けのWindows 8.1を搭載している。CPUはARM系を止めてIntelの廉価版であるAtomを採用し、端末の価格は499ドルに押さえている。Surface RTシリーズは擬似Windowsマシンであったが、Surface 3はSurface Proの完全な廉価モデルとして位置づけられた。Surface Pro 3の米国発売時の価格は799ドルからであり、Surface 3はその3分の2以下の価格となっている。

パソコンとタブレットの2台持ち解消には向いているが・・・・・

Surface Pro 3上位モデルの国内発売は2014年7月であったが、米国で799ドルとされたタイプの発売は1カ月遅れの8月となった。価格は91,800円であり、ワンクラス上が111,800円、最上位クラスとなると202,800円もする。パソコンとタブレットの2台持ちを解消したい企業のニーズはあるかもしれないが、個人ユーザーでは手を出しづらい価格であったことは間違いない。『もう少し安ければ欲しい』という声はネット上でもよく見られた。Surface 3の国内価格が幾らになるか不明だが、米国のSurface Pro 3とSurface 3の比率を当てはめると約57,300円となる。しかし、これは本体のみの価格であり、別売りのType Coverの12,980円を足すと7万円を超えてしまう。しかし、外出先でタブレットとして利用したいというニーズは、ビジネス以外でどれだけあるものだろうか。あまり無いとすると、Surfaceシリーズをタブレットとして使うのは自宅ということになる。自宅ならばソファーで見るよりも自分のデスクにあるパソコンを使えば良く、タブレットとして使えるというメリットはあまり無い様に思える。

日本マイクロソフトは教育分野ではSurface 3で戦うのだろうか?

リビングで気軽に使えるノートPCは、Googleの提唱するChromebookの方が適しているのではなかろうか。日本でも個人向けの販売が行われており、殆どの製品が3万円台で購入できる。また、米国では中国製のChromebookが149ドルで売りだされており、Microsoftが同額のWindowsマシンを準備中との噂もある。Chromebookは教育用の市場をターゲットとした製品であり、低価格化で米国ではiPadのシェアを抜いてトップに立ったとされている。Microsoftは教育分野で戦うために低価格製品にはWindowsを無償提供する戦略を採用しており、米国ではChromebook対抗を強力に推し進めることは確実である。日本ではChromebookはMicrosoftの大きな脅威とはなっておらず、もっぱらAppleのiPadと競合している。但し、タブレットの教育分野での活用が実証実験から本格採用になるにつれ、iPadを大きく上回る勢いでWindowsマシーンの採用が続いている。Surface 3の日本投入は、教育用分野の動向に大きな影響を与えることになるだろう。

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