iPad 4の販売予測の誤りが判明~2014年1-3月期決算

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Appleの2014年度第2四半期決算が発表された。Appleは10月から翌年9月までを1年としていることから、暦年の1-3月期は第2四半期となる。今回の決算で注目されるのは、iPhoneが前年同期比17%増となったのに対し、iPadは前年の16%減となったことだ。Appleは発表する数字は小売店への出荷数であるが、今年は昨年より流通在庫を削減しており、それが数字に反映したとAppleは説明している。

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Appleの2014年1-3月期決算~iPadが前年比16%減

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2014年1-3月期の販売見込みを誤る?

前年同期の四半期決算書類を見直すと、iPadの出荷は前年を65%上回っている。しかし、次の四半期は前年比14%の減少となっており、出荷数が大きく落ち込んだことを示している。Appleの説明を当てはめると、これは第2四半期の流通在庫が増えすぎたことを表している。Appleは前年の2012年10月、iPad 4とiPad miniを発売したことで10-12月期は前年48%増の出荷となった。その動きを見て2013年1-3月期に前年を65%上回る出荷を行ったのだが、実際にはそれほど売れなかったということになる。

予想以上にiPad 4は売れなかった?

Appleの売上見込が狂った原因は始めて発売したiPad miniでは無く、新発売したiPad 4にあったと思われる。Appleはその年の3月にiPad 3を発売しているのだが、既にこの時点でディスプレイはRetinaを搭載していた。10月発売のiPad 4はiPad Retinaディスプレイモデルを製品名としたが、半年前には既に登場していたことになる。にもかかわらずAppleがiPad 3の半年後にiPad 4(iPad Retinaディスプレイ)を投入したのは、新技術を盛り込んだ SoC(System-on-a-chip)がiPad 3には間に合わなかったことによる。iPad 3とiPad 4にはSoCが異なるという違いがあるのだが、その違いはディスプレイがRetinaか否かほどのインパクトがないことは明らかである。従って、一部のAppleマニアは買い換えただろうが、その動きが一般のユーザーまで広がることは無かった。

iPad 3とipad 4に関する話は、以下の記事で紹介している。

SoCを新製品に替えて製品名は従来通り

Appleは、iPad 4発売後も2011年に発売したiPad 2を継続して販売している。しかし、名前は同じiPadだが、中のSoCは密かにiPad 4に採用されたものに変更されていたのである。このことは上記記事でも触れてるが、1世代前の製品名ながら、iPad 3よりは新しい製品に変貌していたのであった。iPad 2はRetinaではないというiPad 4との絶対的な違いがあるのだが、価格がiPad 4よりも安いという利点があった。それがAppleの予想以上のニーズとなり、ただでさえ人気の中心がiPad miniに移行する中、iPad 4の販売台数減少に繋がったものと思われる。

現在はiPad 2の販売は終了している

製品名としては2012年3月から2年にわたって販売されてきたiPad 2だが、今年の3月にiPadの廉価モデルの地位をiPad 4に譲っている。これにより、iPadはiPad AirとiPad Retinaディスプレイモデル(iPad 4)、iPad mini Retinaディスプレイモデル、iPad miniの4モデルとなった。9.7インチのiPadは、共にRetinaディスプレイを搭載するモデルとなっている。ディスプレイは同じとなったが、iPad AirのSoCは新開発のA7となっており、iPad Retinaディスプレイモデル(iPad 4)は従来と同じA6Xのままである。

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