武雄市が導入するのはKEIANのAndroidタブレット

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武雄市が4月から全小学生に持たせるタブレット端末は、恵安のAndroid端末に決定した。2社のプロポーザルの中からソフトバンクの子会社であるエデュアスの提案を採用した。中国製のKEIAN M716S-PSを3,153台、11校分のシステムサーバーと学習支援システムを総額1億2,300万円で購入する。

武雄市が導入するのはiPadか、それとも・・・

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ソフトバンクはAndroid端末の強力な推進者に?

m716s-ps

恵安のAndroidタブレット

キーホルダー型のデジタルフォトフレームで名を成す

武雄市が導入端末に何を選ぶのか興味津々であったが、まさかAndroidタブレットを選ぶとはまったく予想していなかった。しかも中国製のいかにも安そうな製品であり、発売元は格安製品で名を馳せた恵安である。恵安という会社は殆ど知られていないと思うが、デジタルフォトフレーム(DPF)が売れ出した2008年からDPFに参入しているPC周辺機器の商社である。スタンド型の一般的なDPFも発売しているが、キーホルダー型の格安製品が目立っていた。液晶ディスプレイ搭載製品はDPFの頃から経験をつんでいることは確かだが、私にとっては「安かろう悪かろう」を代表するイメージが強い。

Androidは最初から選外だった???

私が導入機種として予想したのは、iPadかWindows端末であった。その理由は、タブレット端末は児童に無償配布するために武雄市が購入するものであり、そこには多かれ少なかれ利権の匂いが漂ってくる性格がある。タブレット端末を小学校に本格的に導入するのは武雄市が初めてであることから、端末メーカーにとっては今後の趨勢を占う剣が峰となる。Windows端末にはMicrosoftとIntelという大企業がバックについており、iPadにはAppleとソフトバンクの強力な後押しがあるハズだった。Androidの場合、強力なバックアップが期待できる企業は見当たらず、Androidは最初から選外に位置していると思っていたのだ。

エデュアスはソフトバンクの全額出資子会社

今回の選定結果を見て私が注目するのは、プロポーザルしたエデュアスの存在である。エデュアスはソフトバンクの全額出資子会社であり、これまでは学校ICTの場面でiPadの導入に積極的に関わってきた企業である。それが今回、iPadを捨ててAndroid端末に乗り換えた訳だが、そこにはドコモのiPhone参入、ひいてはiPadで競合することが大きく影響しているものと思われる。公共の分野においては、やはりドコモの力が圧倒的であることは間違いない。恐らく、Appleもドコモの方に肩入れすることになるだろう。それを先取りし、エデュアスは格安Android端末で突き進むことを選択したのであろう。

タブレット端末の決め手は価格?

武雄市が格安のAndroid端末を導入した背景には、導入して実践しようとしている反転授業という授業方法がある。反転授業とはこれまで教室で受けてきた授業を自宅で動画で受け、教室では質疑応答や討論、練習問題などに時間をさくという授業方法である。そこでのタブレット端末の役割は、自宅で動画を見るところにある。つまり、動画のビューアの機能ぐらいしか必要ないということになる。武雄市のタブレット端末選定委員会は「端末1台あたりの価格が約1万8千円と安く、また、反転授業を実施するのに使い勝手がいい機種として総合的に判断して決めた」としている。要は、機能や信頼性を犠牲にして価格で決めた・・・・と言っていることになる。

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