iPad mini Retinaが200万台だったら発売していない

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昨日、「2013年のiPad mini販売台数は5,280万台」という記事の中で書いたのだが、「iPad mini  販売台数」でGoogle検索すると私の記事がTopに出てくる。その次に続くのが「iPad mini Retina、来年第1四半期には450万台を販売と予想」という記事、こんな少ない数字が何故出てくるのだろう・・・気になったので読んでみた。

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静かに発売開始して静かに売れたiPad mini Retina

ipad-mini

iPad mini

iPad miniは最低でも四半期に900万台

この記事は「iPhone Mania」というサイトに掲載されているが、元の記事は英文でiSuppliのアナリストが書いたものらしい。記事の内容は、Appleの新製品であるiPad mini Retinaがサプライヤーの問題でディスプレイの手当が付かず、年内の販売台数が200万台となる。また、年明けには改善され、1-3月の四半期の販売台数は450万台に増えるというもの。私が気になったのは年内200万台、年明け450万台という台数の少なさである。この記事(英文の元記事)が掲載されたのは昨年の11月13日のことだが、その時点ではiPadの販売数は発売月から2013年9月までしか分かっていなかった。発売して丁度1年となる訳だが、私の予想では4,160万台という数字を出している。

発売以来1年間のiPad miniの販売台数は4,160万台

この数字はさて置くとして、Appleは2012年10月から2013年9月までの1年間でiPadを合計で7,100万台販売したと発表している。AppleはiPadとiPad miniのそれぞれの販売台数を明らかにしていないが、仮に半々だとしてもiPad miniの数字は3,550万台となる。それを4で割っていると、888万台という数字となる。大雑把なやり方ではあるが、iPad miniは四半期で最低でも900万台は販売できる力を持っていることになる。

200万台、いや450万台でも少なすぎる

それが発売した直後の3カ月で200万台・・・・・次の四半期でも450万台・・・・・これは何でも少なすぎるだろう。ipad miniが全体の半分も売れていないのか、とも考えてみたが、これまでそのような情報を目にすることは1度もなかった。得られた情報はipad miniの方が多いというものばかりであり、iSuppliのアナリストの予測が極端に少ないのは間違いない。しかし、その記事を書いたアナリストはサプライヤーから得た情報をまとめただけ・・・と反論するかもしれない。でも、サプライヤーの観測をそのまま記事にしたのは、やはりいただけない。

それが事実ならAppleはiPad mini Retinaを発売していない

AppleがiPad mini Retinaを発売開始したのは、記事掲載の前日となる11月12日であった。つまり、この記事はiPad mini Retinaが発売されたのを確認して掲載されたことになる。サプライヤーの情報とAppleが発売に踏み切った事実を照らし合わせた時、何故AppleはiPad mini Retinaの発売を強行したのだろうか・・・・とは考えなかったようである。もしディスプレイが200万台分しか手に入れられなかったとすると、申し込んでも手に入れられないユーザーが大量に発生することになる。Appleがそんなことをする訳がないだろう・・・というのが私の考えである。発売後3カ月で900万台(ここでの仮定の数字・実際はもっと多いはず)は売ろうとしている時、200万台分のディスプレイしか確保できないことはかなり前から分かっていたはずである。にもかかわらず発売を発表し、実際に発売に踏み切ったのは、必要と思われる数量が確保できるという確信が得られたからであろう。

iPad miniを含むiPadの販売は前年比14%増

今回のiPad mini Retinaは、発表会場では発売日には触れないままであった。また、発売はAppleの直営サイトで突然行われ、事前の予約を受け付けることはしなかった。しかし、年内に日本の直営サイトで確認してみると、納期は1週間程度でそれが伸びることはなかったようである。そんなこともあり、実は今回のiPadはあまり売れていないのではなかろうか・・・とも思っていたのである。しかし、先日のAppleの発表に見られるごとく、iPadは前年同期の14%増の売れ行きだったのである。つまり、部品の供給に不安があることから、欲しくてもすぐには手に入らないと見せかけておき、実際にはスムーズに製品を行き渡らせることを実現したのである。Appleは加熱しがちなユーザーの期待をうまく冷ませることに成功したのであった。

今後の販売方法を予見させるiPad mini Retina

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