Xperia Tablet Zは売れているのだろうか

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今年の3月にNTTドコモからXi/3G版、4月にWi-Fi版が追加されたXperia Tablet Zだが、評判が良かった割りにその販売については殆ど情報が得られない。スマートフォンのXperia Zが世界的にも日本でも売れているという情報は得られたが、タブレットについてはSonyフアンの売れて欲しい・・・売れるはずだ・・・という願望というか悲痛な声以外はネット上では見つからない。

珍しくSonyの製品を褒めた記事⇒Sonyらしさを盛り込んだXperia Tablet Z

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タブレット端末でSonyの次の打つ手は?

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Xperia Tablet Z

Sonyのタブレットに対する冴えない取組

Sonyは2011年9月、満を辞してAppleに対抗すべくiPadより1年半遅れてSony Tabletを発売した。しかし、Sonyの期待に反してSony Tabletの販売数は伸びず、発売翌年は値下げの繰り返しに追われることとなった。

値下げに追われたSony Tablet

そして2012年9月に名前をXperia Tabletに変更、再度満を持してiPadに対抗しようとした。

Xperia Tablet Sは多機能リモコン

しかし、これも期待以上に売れることはなく、国内発売した2週間後の世界販売台数は10万台でしかなかった。国内が2万7千台、海外が7万3千台という数字であった。この数字はSony自身が発表したのだが、製品の防水仕様に問題があったという冴えない理由が原因であった。

Xperia Tabletは10万台

Xperia Tablet zの販売動向にはBCNも触れず

発売当初から冴えない状況が続いてきたSony Tablet改めXperia Tabletだが、それを一挙に吹き飛ばして一挙にiPad対抗製品の最右翼に躍り出るかもしれないと思わせたのが今年3月に投入されたXperia Tablet Zであった。しかし、前評判終わりには売れているという情報が入ってこないのである。あのBCNでさえXperia Tablet Zの販売情報は記事にしていないようである。仮に良く売れていた場合、BCNは何でもセンセーショナルに扱う傾向があり、それを記事にしないはずがない。やはり、Xperia Tablet Zは売れていないのであろう。

スマートフォンとタブレット端末

スマートフォンは携帯電話であることから、iPhoneとの差別化は容易に可能である。いい例が日本のガラケーだが、日本の携帯電話は海外と異なってiモードなどのインターネット接続機能を早くから取り入れていた。また、ワンセグやおサイフケータイなどの独自機能を搭載しており、それらを取り入れたAndroid端末が国内で伸びる要素が存在していた。しかし、タブレット端末においてはiPadとの差別化は容易ではなかった。

Apple対抗に7インチタブレットで成果を出す

スマートフォンは、通話機能を主たる機能とする情報端末である。それに対してタブレット端末は、ディスプレイ表示を主たる機能とする情報端末である。従って、スマートフォンが常に携帯されて屋外でも使用されることがあるが、タブレット端末は屋内で使用される場合が殆どである。iPadは手に持つことやテーブルに置いて使用するのに最適とAppleが考えた形状をしており、iPadとの差別化を図るために最初に取り組まれたのがサイズの問題であった。2012年7月に発売されたNexus 7は世界的に大ヒットし、その年の11月にはAppleも7インチのiPad miniで追従せざるを得なくすることとなった。そしてもう一つの差別化の方法は、価格であった。

GoogleはRetina超えで成果を出せず

iPadはAppleがRetinaと称する高細密なディスプレイを搭載している。iPhoneのRetinaは326ppiであるが、iPadのそれは264ppiでiPhoneより劣った精度となっている。GoogleはNexus 10にiPadを超える300ppiのディスプレイを搭載したが、retinaを超えることが必ずしもiPadに対抗する大きな要素とはならないことを明らかにすることとなった。この間、7インチのAndroid端末以外にシェアを若干広げてきたのは、低価格のAndroid端末であった。7インチのAndroid端末も価格が安いことが大きな魅力となっていることから、実はディスプレイのサイズよりも価格が切り札であったのかもしれない。

Nexus 10の解像度は300ppi

Sonyが低価格で勝負することは考えられない

SonyはAppleのiPadと同程度、もしくはiPad以上の機能を盛り込み、iPadと同程度のサイズ、精度(224ppi)のディスプレイを搭載している。そして価格は16GBモデルが52,800円、32GBモデルが59,800円(いずれもSonyストア販売価格:Wi-Fiモデル)とiPadと同程度かそれよりも高い。現在、iPadのWi-Fiモデルは16GBが49,800円、32GBが59,800円で売られているが、発売開始時の価格は16GBが42,800円、32GBが50,800円であった。SonyはXperia Tablet Zに相当の自信を持っていたのか、iPadよりも7千円から9千円も高い値付けをしていたのであった。タブレット端末が欲しい人はiPadが欲しいのであり、やむを得ず安いAndroid端末を購入することがっても、高価格のAndroid端末に手を出すことは無いということを証明する結果となった。Sonyが低価格でAppleに対抗することは考えられず、今後も真正面からAppleに戦いを挑むことになるのは間違いない。Sonyの次の手が何なのか、大いに気になるところである。 

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