Surface RTは好調・・だけど1万円の値下げ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Appleは5月31日、円安の進行を理由にiPadの価格を7千円~1万3千円値上げした。それに対して日本マイクロソフトは6月13日に記者会見を開催、樋口泰行社長はSurface RTの価格を一律1万円値下げすることを発表した。その中でSurface RTの売上げ状況については、「予想を超えるほど好調」という表現で好調さをアッピールしている。

Microsoft HP

日本マイクロソフトのHP

広告
広告336

Surface RTは何があっても売れ行き好調・・・・

Surface RTとSurface PROでユーザーを取り合う格好に

値下げ幅は全て1万円、当初価格と値下げ価格を表にした。

製品 当初価格 改定価格
Surface RT 32GB 49,800円 39,800円
Surface RT 32GB+タッチカバー 57,800円 47,800円
Surface RT 64GB 57,800円 47,800円
Surface RT 64GB+タッチカバー 65,800円 55,800円

5月31日に値上げしたAppleのiPadの価格は下記の通り。但し、これは日本マイクロソフトが記者発表で示した製品とその価格。日本マイクロソフトのHPではiPad miniより安いと表示しているが、表示されていないiPad miniの価格は32,800円(当初価格:28,800円)であり、Surface RT 32GBはそれよりも高くなっている。

製品 当初価格 改定価格
iPad mini 32GB 36,800円 42,800円
iPad mini 64GB 44,800円 52,800円
iPad Retina Display Model 32GB 50,800円 59,800円
iPad Retina Display Model 64GB 58,800円 69,800円

表にして比べてみると、何も考えなければ確かにSurface RTの価格はお手ごろの価格になっている。しかし、ここで一つ注意しなければならないのは、Surface RTにはタッチカバーが必須であることである。タッチカバーにはキーボードと兼用になっており、SurfaceはキーボードでOfficeが使えることが最大のウリになっているのである。Windows RT用のアプリはiOSやAndroidと比べると圧倒的に数が少ないことは明らかである。アプリを利用したいのであれば低価格のAndroid端末を購入すればことが足りる。そう考えると、Surface RTの値下げで購入を決断するのは、高くて手を出しづらかったSurface PROの潜在ユーザーではないだろうか。

好調・・・当初の予定より少し良かった

Surface RTは、日本マイクロソフトの樋口泰行社長によると売れ行き好調とのことである。しかし、「予想を超えるほど好調」という表現から見ると、「まったく売れない」との予想であれば「少し売れた」ならば「予想を超えるほど好調」と言っても間違いはない。記者の質問への返答の中で「当初の予定より少し良かったぐらいで満足してはいけない」という発言も出ている。樋口泰行社長は嘘がつけない人なのだろう。「当初の予定より少し良かった」レベルであることを正直に認めている。当初の予定が果たしてどのような数字であったのか、については触れていない。

Suface RTの売れ行きについては決して嘘はついていない

日本マイクロソフトはSurface RTの販売実績を公表していないが、好調さの証拠として挙げたのは「ソーシャルメディア上で販売意欲を示すコメントが競合製品より多いこと」や「量販店でSurface専用テーブルの展開が続いていること」などとのことである。ここでも注意深く読むと、買ったというコメントではなく購入意欲を示すコメントである。また、量販店で専用テーブルが撤去されていないことは、Surface RTの販売が好調な証拠には決してなりえない。SharpのGARAPAGOSやSonyのSony Tabletの専用コーナーも結構長く設置されていたのである。量販店が日本マイクロソフトの意向を無視することは考えられない。とって付けたように証拠の一つに挙げたのは、他には何の証拠もないことの裏返しであることに他ならない。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする