Sonyらしさを盛り込んだXperia Tablet Z

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NTTドコモが投入したXperia Table Zは、Sonyが発売したタブレット端末で初めて欲しいと思った製品である。3月22日にNTTドコモからXi/3G版が発売されており、4月13日にはWi-Fi版が追加される。Wi-Fi版の価格はオープンプライスだが、実売予想価格は6万円前後とされている。

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Sonyの持つ最新の技術を盛り込んだXperia Tablet Z

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Sonyの持つ最新の技術を盛り込んだXperia Tablet Z

ディスプレイは1920×1200のWUXGAを採用

Xperia Tablet ZはOSにAndroid 4.1を採用、CPUはクアッドコアの Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064 (4コア1.5GHz)、2GBのメモリーと各社のハイエンド機とほぼ同じスペックを持つ。ディスプレイは約10.1インチサイズ、画素数は1920×1200のWUXGAで224ppiという高細密さを誇っている。また、SonyがReality Displayと呼ぶパネルにモバイルBRAVIAエンジン2を搭載しており、表示性能を格段に強化させている。224ppiというのはAppleがiPadに搭載しているRetinaの264ppiより若干劣るが、昨年9月に発売したXperia Tablet Sの160ppiを大きく上回っている。筆者はAppleのiPadに対抗する第一のポイントはディスプレイの高細密さにあると考えているが、Xperia Tablet Sのディスプレイを知った瞬間にSには魅力を感じなかった。そういう意味からすれば、Zは第一関門は突破したということが出来る。

Sony独自の技術を盛り込む

Xperia Tablet Zは、ディスプレイ以外にもSonyの技術をふんだんに盛り込んでいる。カメラはSony製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用した約810万画素カメラであり、音はソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force(エスフォース)フロントサラウンド 3D」を搭載している。また、Sonyが開発したNFC(Near Field Communication)に対応していることから、NFC対応のソニー製機器に近づけるだけで写真や音楽をワイヤレスで転送・ストリーミングできるワンタッチ機能に対応している。

日本独自のサービスにも対応

Xperia Tabletは、ワンセグやNTTドコモのスマートフォン向けマルチメディア放送サービスであるNOTTV(ノッティーヴィー) に対応している。日本で発売されるモバイル機器を日本独自のサービスに対応させることは、AppleのiPhoneやiPadに対抗する上で結構重要な要素であると思われる。iPhoneやiPadは世界統一仕様であり、日本独自のサービスに対応させることは今後も考えられない。スマートフォンが日本で受け入れられるようになったのは、Android端末が日本のフィーチャーフォンのサービスに対応するようになってからである。

Xperia Table Zは初めてのSonyらしいタブレット端末

AppleとSonyの最大の違いは、Appleは新しい構想の下で統一的に製品の開発を行っているのに対し、Sonyは既存の製品カテゴリーの枠内でAppleに対抗しようとしていたところにある。AppleのiPodやiPhone、iPadは、Macを含めて新しいデジタルライフを創造する製品として提供されてきた。それらはどれもハードとしては以前から存在していたものであり、Appleが初めて投入したものではない。ただし、その使い方についてAppleは新しい方法を提案してきたに過ぎない。これがAppleの提唱する新たなデジタルライフスタイルの提案に他ならなかったのである。一方、SonyはiPodに対抗するためにWALKMANを再構築し、iPhoneに対抗するためにiPoneに似たXperiaを投入してきた。iPadについては、スマートフォン同様にiPadみたいな(デザインではない)Sony Tabletを投入してきた。昨年9月にブランドをXperiaに替えて第2弾を投入したが、これも初代同様にiPadもどきであった。しかし、今回のXperia Tablet Zの投入で、初めてSonyのタブレット端末と言える製品が登場したということができる。

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