iPad3はIGZOを搭載ししていた

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第3世代のiPadはIGZOを搭載するのではないかという事前予測がなされていたが、搭載されずに発売された。というのは誤りで、実際には品質を落としたIGZOが搭載されていたことを日経新聞が伝えている。10月1日にシャープが行なった2012年4-9月期の決算説明会の記事の中で触れられているのだが、シャープの発言ではなく記者の文言として記されている。シャープの口から出ることはAppleが認めていないことは確実であり、シャープの発表とする訳にはいかないのである。

IGZO

2012年3月発売のiPad4にはIGZOが搭載されていた

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iPad3の液晶は従来製品とIGZOが混在

性能を落として搭載されたIGZO

iPad3にはSamsungやLGディスプレイ、シャープの液晶が搭載されているが、これまではシャープの液晶も他の2社同様のアモルファス液晶とされてきた。現在IGZOを提供できるメーカーはシャープに限られており、3社がAppleに納品したとすれば従来型の液晶以外ありえない。しかし、実際はシャープの液晶はIGZOだったとすると、IGZOの持つ性能を従来液晶のレベルまで落としたことを意味している。iPad3は従来型液晶とIGZOが混在して販売されており、購入者はIGZOを搭載した初の製品を手にしているかもしれない訳だ。しかし、そうだとしてもIGZO本来の性能を確かめることはできないのである。

シャープは宝の持ち腐れ状態に陥っている

iPad3に実際はIGZOが搭載されていたという事実は、シャープのIGZOがiPadに独占的に搭載される可能性が少ないことを意味している。iPadは今年の4月-6月の3カ月間で1,700万台販売されており、それだけの台数の液晶を1社だけに任すことは考えられないからである。シャープの亀山第2工場はIGZO専用のラインとして製造能力が増強されているが、iPadに供給する場合はその3分の1が任されるだけである(受託が3社の場合)。他の追従を許さない技術を持っていても、それが独占的に供給できるとは限らないという、シャープにとっては宝の持ち腐れ状態にあるのが現状である。

AppleとSamsung、シャープの三つ巴

Appleという大得意に大量にIGZOを買ってもらいたいシャープと、1社から独占的に仕入れたくないApple。そこに割り込んできたのがSamsunである。SamsungとAppleは激しい特許合戦を行なっており、Appleから部品納入業者から外されつつある。iPad3は受注に成功したが、iPad miniはLGディスプレイとAUOが納入したらしい。また、iPad miniと同時発売されたiPad Retinaディスプレイモデルも、その大半がLGディスプレイに発注されたとされている。
そこに300ppiのディスプレイを搭載したNexus 10でSamsungが登場してきたのである。Retinaディスプレイモデルを更に高細密化しようとすると、シャープ以外に複数購買できるメーカーが早く出てきてほしいのは山々だが、それがSamsungというのはAppleにとって本当に困った事態であると思われる。

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