iPadファミリーが300万台

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Appleは10月5日(米国時間)、2日に発売したiPad miniと第4世代のiPadが発売3日で300万台となったことを発表した。3月に発売した第3世代のiPadは、同じく発売3日で150万台であった。また、9月21日に発売したiPhone 5の発売3日の販売台数は、これまで最高の500万台を超えていた。それまでの最高は、昨年10月に発売したiPhone 4Sの400万台。

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iPadとiPad mini

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踊り場に差し掛かったApple?

業績は一見好調だが懸念材料も

Appleは10月25日に2012年第4四半期(7~9月期)決算を発表したが、売上げ高、純利益とも同4半期としては過去最高であった。また、業績発表後の電話会見では、iOS端末の累計販売台数が4億4,000万台、iCloudのユーザー数が前記より4,000万人増加して合計で1億9,000万人となったことを発表した。
一見すると業績は好調に推移しているようだが、懸念材料も見受けられる。その一つが、iPadの販売台数の伸び悩みである。iPadは2010年4月の米国発売以来、クリスマス商戦後の第2四半期(1~3月期)に前年比が100を切る以外は常に前年増を続けてきた。しかし、今回発表された第4四半期のiPadの販売台数は、1,404万台であった。第3四半期(4~6月期)は1,700万台であり、前期比82.6%であった。
また、粗利益率も気にかかる。粗利益率は前期の40.3%が40.0%とほぼ横並びであったが、問題はAppleにとっては2013年度第1四半期となる10~12月期である。Apple は36%を予測しており、7~9月期を大きく下回っている。

株価も続落し、上昇に転じる契機なし

Appleの株価は、9月の20日前後の700ドルをピークに下落が続いている。iPad miniと第4世代ipadの発売を発表した10月23日の翌日には前日より3.3%安となり、株価上昇の契機にはならなかった。25日の決算発表後も下がり続け、ハリケーン通過で再開された10月31日には595.32ドルで終了している。

経営幹部の 刷新

Appleは10月29日(米国時間)、 iOS開発の責任者を務めていたScott ForstallとApple Storeの責任者であったJohn Browettが退職することを発表した。Scott Forstallの職務は、インダストリアルデザインを担当しているJonathan Iveが引き継ぐとされている。Jonathan Iveは、Steve JobsがAppleに復帰する前から在籍している数少ないメンバーの一人。インダストリアルデザインの責任者としてAppleのヒット商品に関わってきており、iPodやiPhone、iPadも手がけてきた。今後はハードだけでなく、ソフトウェアについても彼が責任者となる。

Tim Cook体制の確立?

一方、退任するScott Forstallは、Steve JobsがAppleを追い出されて1985年に設立したコンピューター企業NeXTの技術者。1997年にNeXT社がAppleに買収されたことからAppleに移った。Steve Jobsも同時期にAppleに復帰しており、暫定CEOを経由して2002年には正式なCEOとなってAppleの業績拡大をリードしてきた。Scott Forstallは文字通りSteve Jobsの右腕であり、Steve Jobs以外には誰にも従わない性格であったとされている。そのScott ForstallがAppleを去ることで、Tim Cook体制が強化されるのか、それとも内紛に発展するのか、大いに興味がわくところである。

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