Retinaを超えたNexus 10

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この夏から話題となっていたiPad miniは、11月2日に国内発売が始まった。いずれの売り場も、発売前から行列ができるほどの人気であったと伝えられている。並んだ客のお目当てはiPad miniであるのは当然だが、やはり同時発売されたiPadの新製品の方は目立つことはなかったと思われる。

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Retinaを超えたNexus 10でAppleの全盛は終焉?

CPUとGPUがアップグレードした第4世代

Appleは今年3月に「新しいiPad(一般的には第3世代と呼ばれている)」として新製品を投入した。そして今回、更に新製品を投入するわけだが、目新しい進化はCPUとGPU(Graphics Processing Unit)のアップグレードぐらいしかない。第3世代がデュアルコアのApple A5Xであったのに対し、CPUを同じくデュアルコアのApple A6Xとし、GPUをクアッドコア(4)にアップグレードしたのである。これにより、演算能力と画像処理能力が共に第3世代の2倍になったとされている。そのかにはフロントカメラの能力が若干向上しただけであり、電池の駆動時間やサイズ、重量はまったく同じとなっている。同時発売したiPad miniの仕様は、サイズや重量以外は第3世代クラスのものとなっており、iPadとバッティングすることは考えられない。にもかかわらず、この時期にiPadの新製品を発売するAppleの真意は何処にあるのだろうか。

Nexus 10はRetinaを超える高細密

Applegaこの時期にiPadの新製品を発売した理由は、10月30日(米国時間)になって明らかとなった。Googleが10インチのNexus 10の発売を発表したのである。Googleは7月に欧米で7インチのNexus 7を発売したが、その販売数は好調であったと伝えられている。そして今回、Appleの牙城である10インチクラスのタブレット端末に進出してきたのは、Appleと正面から戦えるとの自負心が芽生えた結果であるだろう。GoogleのNexus 10は、AppleのRetinaを超える高細密なディスプレイを搭載しているのである。

nuxus10

iPad Retinaディスプレイモデルを超える解像度のNexus 10

RetinaはAppleの独占領域ではなくなった

これまでディスプレイの高細密という分野では、Appleに追従できるところは無かった。しかし、GoogleのNexus 7は216ppiという密度のディスプレイを搭載しており、11月2日に発売されたiPad miniの163ppiより高かった。また、今回発売が発表されたNexus 10は、iPadのRetinaと呼ばれるディスプレイの264ppiを大きく上回る300ppiであった。
iPadのRetinaは、他のタブレット端末が追従できない最大の優位性としてあった。しかし、それが1インチ当たりのピクセル数(ppi=密度)という数字だけで見ると、Nexus 10はiPadを追い越したのである。Nexus 10と同時発表したスマートフォンのNexus 4の密度も320ppiとなっており、iPhoneの326ppiとほぼ同じとなっている。ディスプレイの高細密という分野では、もはやAppleの独占領域でなくなったのは明らかである。

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