1年未満でGALAPAGOSから撤退

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シャープはGALAPAGOSから事実上の撤退

2011年9月15日、シャープは2010年12月10日に鳴り物入りで発売したGALAPAGOSの販売終了を発表した。後継機種の発表もないまま現行機種の販売終了がアナウンスされたことから、マスコミはシャープがGALAPAGOSから撤退と大きく報道した。しかし、シャープは撤退ではなく、新製品の投入や電子書籍配信サービスの展開も継続することを発表した。しかし、電子書籍の配信サービスを行なっていたTSUTAYA GALAPAGOSはシャープとCCCが合弁で設立したものだが、9月末日で合弁を解消、シャープの完全子会社GALAPAGOS NETWORKSとなった。また、サービス名もGALAPAGOS STOREに変更された。

galapagos

GALAPAGOSを紹介する特設サイト

電子書籍リーダーとしてスタートした失敗

発売当初はAndroid Market(現在はGoogle Play)からアプリをダウンロードすることは出来ず、プリインストールされたアプリしか利用できなかった。用意されたアプリはTSUTAYA GALAPAGOSから電子書籍をダウンロードするアプリのみという状況であり、電子書籍リーダーという単機能の端末でしかなかった。しかし、電子書籍の市場はその後も伸び悩みが続いており、GALAPAGOSの売り上げ増大にはなんら寄与するところがなかった。

その後、2011年8月には通常のAndroid2.3へのバージョンアップが可能となり、Android Marketのアプリの利用が出来るようになった。しかし、落ち込んだ売り上げを持ち直すほどのインパクトには大きくかけており、1カ月後にはGALAPAGOSの販売終了がアナウンスされた。

シャープの直販とした販売戦略の失敗

シャープはGALAPAGOSの発売しに際し、家電量販店では購入できない方法を採用した。家電量販店ではGALAPAGOSの売り場は用意されるが、そこでもらったパンフレットを家に持ち帰り、必要事項を記入してシャープに郵送するか、インターネットで購入申し込みすることでGALAPAGOSを発注する。その後、2~3日でGALAPAGOSが手元に届くことになる。

店頭で製品を手に取ることにより、衝動的に購入するということは良くあることである。しかし、GALAPAGOSの場合は店頭で購入すると決めた人でも、郵送やインターネットの接続という余計な作業の間に購入意欲が失われることが多くなるのは容易に予想できる。また、家電量販店にも通常の販売で得られる程度のマージンは支払われていたようであり、直販することによるコスト削減効果は得られていない。

GALAPAGOSの実販売台数は5千台程度とされている

シャープは、実はタブレット端末用のAndroid3.2を搭載したGALAPAGOSを2011年8月30日に発売している。初代GALAPAGOSの販売終了をアナウンスした半月前であり、そのことを大きくアッピールしなかったのは大きな疑問である。考えられることは、GALAPAGOSから撤退する方針はかなり前から決まっていたということである。すなわち、GALAPAGOSの販売台数が、この先何をやっても挽回できないほどの計画倒れであったことをあらわしている。東洋経済の記事によると、GALAPAGOSの実質販売台数は5千台程度であったとされている。

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