HPのSlate 500
米HPは2010年10月、大手パソコンメーカーでは初となるタブレット端末Slate 500を発売した。Slate 500のOSはWindows 7であり、iPadのようなタブレット端末というよりはスレート型のノートパソコンである。Microsoftは同年1月に開催された2010 International CESで3種類のスレート型PCの試作品を紹介したが、その中の一つがHPの製品であった。それが今回発売されたSlate 500になったものである。
iPad発表前のデモンストレーション
2009年末からAppleがiPhoneよりディスプレイを大型にした新製品が発売されるとの噂が広まっており、Microsoftはそれを意識してCESで試作品のデモンストレーションを行なったのは間違いない。しかし、iPadはパソコンというよりは大型ディスプレイを搭載したモバイル端末であり、iPhone以上にコンシューマー向けの製品となっていた。Microsoftが打ち出したのは以前から提唱しているタブレットPCと同じであったことから、HPのSlate 500も法人向けの製品として発売された。
Windows搭載スレートPC
尚、MicrosoftはWindowsを搭載したタブレット端末は、現在はスレートPCと呼んでiPadなどのタブレット端末とは区別しようとしている。