ドコモは2017年3月でBlackBerryサービスを終了

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日本でBlackBerryを発売していたのはドコモであったが、2012年3月に発売したBold 9900を最後に新製品の投入は行っていない。また、BlackBerry向けのサービスも2017年3月末で終了することを発表しており、新規受付は既に2015年11月に終了させている。BlackBerry向けのサービスは、BES(BlackBerry Enterprise Service)とBIS(BlackBerry Internet Service)で構成されている。

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BES/BISで一世を風靡したBlackBerryだが、一介のAndroid端末メーカとなって生き残れるのか?

blackberry-priv

Android端末に転換したBlackBerry Priv

ドコモは2006年にBES、2008年にBIS提供開始

BES/BISはBlackBerry専用サーバーであり、BESは企業向け、BISは個人向けに提供されている。BlackBerry端末は携帯電話のネットワークを介してBES/BISに接続され、この間の情報は暗号化されているのでセキュアな環境が構築されている。また、BESの場合は企業の専用ネットワーク内に個別に置かれることから、企業内のメールサーバーと緊密な連携を取ることが可能となる。BlackBerryが欧米の政府機関や企業に広く採用されたのは、そのセキュアな環境と便利なメールシステムにあったということができる。ドコモは2006年9月にBESのサービスと共にBlackBerry 8707hを投入し、2008年8月に個人向けにBISのサービスを追加した。

スマートフォンはBlackBerryと同義語であった

BlackBerryの端末としての特徴は、発売したほぼ全ての製品が物理的なQWERTYキーボードを搭載しているところにある。上掲の写真にあるBlackBerry Privは、5.6インチのディスプレイにスライド式のキーボードがついている。iPhoneやAndroid端末は画面上に現れるソフトキーボードを使うが、BlackBerryは頑なに物理キーボードを守り通している。しかし、メールの打ち安さをウリにしてきたBlackBerryが物理キーボードにこだわるのは、それで一世を風靡してきたことを考えると当然のことかもしれない。iPhone 3Gが登場する2008年まで、スマートフォンはBlackBerryと同義語であったといって良い。

殆ど普及しないままで終焉を迎えた

日本においては一部の外資系企業にBlackBerry導入が行われたが、政府機関や他の企業への導入は進まなかった。また、個人向けについては、狂信的なファン以外は手を出そうとはしなかった。欧米ではスマホにQWERTYキーボードが求められるが、日本においてはガラケーでのテンキー入力が一歩先に根付いていた。日本では一般向けにはパソコン用のEメールよりも携帯電話のキャリアメールが普及しており、親指1本での入力が普通に行われていた。また、重要なメールはキャリアメールに転送することもでき、わざわざBlackBerryを導入するニーズにかけていた。従って、日本では欧米のようにBlackBerryが一時代を築くということもなく、街中で端末に出会うことなく終焉を迎えることとなった。

SIMフリーで99,800円では誰も買わない?

上掲の写真は、OSにAndroidを搭載したBlackBerryの新製品であるBlackBerry Priv。今年の3月、SIMフリー端末として日本に再上陸した。従来のBlacBerry端末とは異なり、BES/BISには対応していない。BlackBerry独自の機能はAndroidアプリとして提供しており、中には他のAndroid端末ではGoogle Playからダウンロードできないものもある。しかし、同種のアプリは他からも手に入れることは可能であり、BlackBerryだからこそ利用できるという機能ではない。また、価格は99,800円とAndroid端末としては高く、とても売れる端末とは思えない。総務省の指導で端末代は1万円程度は負担しなければならなくなったが、SIMフリーで10万円も出す人はそう多くはないだろう。

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