ガラホのAQUOS Kはシャープの戦略商品だった

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、KDDIが2015年春モデルとして発売するAQUOS K(SHF31)がVoLTEに対応していないことを記事にしたが、発売したシャープはこの製品を今後のフューチャーフォンの戦略商品に位置づけていた。21日にわざわざAQUOS Kの説明会を開き、記者を前にしてこの製品に賭けるシャープの意気込みを発表している。しかし、ネット上のAQUOS Kの評価はすこぶる悪く、唯一評価されているのはテザリングに対応していることぐらいであった。

広告
広告336

AQUOS Kは一部のタブレット利用者を引き付けるかもしれないが、キャリアの料金面でのサポート無しでは普及拡大は難しい

aquos-k

シャープのAQUOS K

残るガラケーユーザーの40%/400万台が目標

シャープによると、日本のガラケーの契約者が依然として6,000万件あり、年間の出荷数は1,000万台で下げ止まりしているとの事。シャープは今後はAQUOS Kタイプの『新世代ケータイ』に集中し、1,000万台の内の40%(400万台)のシェアの早期実現を目指している。また、シャープはドコモやソフトバンクにもガラケーを供給しており、今後はAQUOS Kタイプのものになると予想される。先日の記事ではKDDIがVoLTE非対応のガラホを発売することに難癖をつけたが、AQUOS Kはシャープが独自に開発したものであり、KDDIの意向が反映されていないのはやむを得なかったのだろう。また、シャープの戦略からすると、AQUOS KをVoLTE対応にするのは時期尚早ということになる。将来的にはVoLTE対応を匂わせていたが、早期に取り組むという発言は無かった。

テザリング対応が毎月の料金に見合う魅力となるか?

AQUOS KがKDDIから発売されたことでVoLTEのことしか目に入らなかったが、『新世代ケータイ』としてAQUOS Kをみればどうなのだろう。シャープが説明会でいろいろしゃべっているが、テザリング対応とした部分のみを取り上げてみる。シャープが目をつけたのは、インターネットにはタブレットを利用しているガラケーユーザーである。そのようなユーザーには必ずAQUOS Kが受け入れられるはずだ・・・と考えたようだ。確かにそのニーズはあると思うが、問題は毎月の料金がどうなるか・・・である。そもそも、ガラケーユーザーがガラケーからスマホに移らない理由は、毎月の通話料が高くなるのに見合うだけの魅力がスマホにはないところにある。

テザリング対応を魅力に感じるユーザーはAQUOS Kを購入する

テザリングに対応したガラホが毎月の料金に見合うとしたユーザーはAQUOS Kを購入するかもしれないが、そのようなユーザーが400万人もいるとは思えない。いずれにせよ、この問題は端末メーカーだけでは解決することはなく、キャリアがどれだけ熱意を持って取り組むかにかかっている。KDDIは早期に3G端末をなくしてLTE端末普及を進めばければならず、KDDIにはガラホに熱意を持たざるを得ないという背景があるハズだった。しかし、AQUOS KはVoLTEには対応しておらず、KDDIがAQUOS K販売に人並み以上に熱意を持つことは無いだろう。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする