通話料値上げをデータ料で相殺する3キャリアの新料金

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昨日のKDDIの発表で、3キャリアの新しい料金プランが出揃った。音声通話の定額料金を3キャリア横並びの金額とし、データ通信の部分で若干の違いを打ち出している。いずれも音声通話が少ないユーザーにとっては結構な値上げとなっており、データ通信の使い方によってはトータルの支払いが低くなる料金プランとなっている。

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ソフトバンクに続いてKDDIもドコモに横並び

kakeho&dejira

カケホとデジラ

再改定版「スマ放題」と「カケホとデジラ」

NTTドコモは6月1日、新しい料金プランとなる「カケホーダイ&パケアエル」をスタートさせた。新プランの契約者は19日の株主総会の席上で365万に達したことが発表されており、多くのユーザーに喜ばれる料金プランであったことは間違いない。「カケホーダイ&パケアエル」スタート後の様子をみていたソフトバンクは、慌てて6月7日の土曜日にドコモとほぼ同じとなる再改訂版の「スマ放題」を発表、7月1日から導入する。

一方、ソフトバンクと同じく「カケホーダイ&パケアエル」の様子見だったKDDIは、25日にこれも基本的には先行2社と同様の内容となる「カケホとデジラ」の発表を行った。下記の記事はKDDIの新料金体系について予測したものだが、私の思い込みが強すぎて実際に出てきたものは予想したものとはならなかった。

旧プランはいずれは使えなくなる

上の記事の予想に反し、実際には3キャリアの音声通話料金はまったくの同額となった。スマートフォンが2,700円であり、ガラケーの場合は2,200円である。この料金については、ドコモの株主総会でも株主から「通話しない人には大幅な値引きになるのではないか」という指摘がなされている。また、ネット上でも同じような指摘をする記事が溢れており、KDDIの田中社長も記者発表後の取材で月額基本料金について「少し高いかな、という気もしなくもない」と答えている。現状より高くなる場合は新プランに移行せずに旧プランのままでいれば良いのだが、将来の機種変更時には新プランしか契約できなくなり、結局は高い料金に移行せざるを得なくなる。

増え続けるデータ料を抑え気味にして通話料を底上げ

NTTドコモの場合、新プランへの移行ユーザーの多くは40~50歳台の家族持ちで占められているとされる。彼らは携帯電話や固定電話への通話回数や通話時間が長いことから、通話の定額制は大きな魅力となるだろう。また、データ通信を家族と分け合う仕組みが盛り込まれており、データ通信の分野では利用料が減額する方向に作用するハズである。つまり、3キャリアの新プランは通話料だけを見ると値上げとなるが、データ料を加味するとお得感が出てくるものになっている。ガラケーからスマートフォンへの移行に伴い、通話料のARPU(加入者一人あたりの月間売上高)は下がり続け、データ料は逆に上がり続けてきた。新プランの導入により、データ料を抑え気味にして通話料の底上げを図ることがその目的である。

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