ドコモはガラケーからスマホへの移行推進を取り止め

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ドコモは、6月から新しい料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を提供している。新料金プランについては「ドコモはスマートフォンの完全定額制を導入」で記事にしたが、音声通話をソフトバンクとは違って完全定額制としたことにスポットを当てた内容だった。自分には関係ない料金の改定と思っていたので、その後は興味を失っていた。しかし、新料金プランへの事前予約が120万を超したというドコモの発表を知り、新料金プランの何処にそんな魅力があるのか知りたくなった。

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ドコモの新プランはスマートフォンだけでなくガラケーも対象だった

kakehodai

カケホーダイ&パケあえる

VoLTE導入に伴う料金改定ではなかった

改めて新料金プランを良く良く見てみると、VoLTE導入に伴う音声通話の定額制導入・・・・と思っていたこと自体が間違いであることが分かった。ソフトバンクは、VoLTEを導入する前に「VoLTE時代を見据えた」新プラン「スマ放題」を発表した。それに対してドコモはVoLTE導入を事前に明らかにしており、当然のことながらVoLTE導入に伴う新プランであり、対象もスマートフォンに限られると思い込んでいた。しかし、実際はVoLTEとは関係ない従来のガラケーも対象となっており、更にはauやソフトバンクなどのキャリアや固定電話などのすべての通話が無制限となっていた。確かに・・・・これは事前予約が120万になるのは納得がいく。中・高校生の子どもがいる家庭の場合、家族全員の料金ではかなりの割合でこれまでよりは安くなるだろう。

ガラケーからスマホへの強制・・・・・取り止め

ドコモは思い切った料金体系を提示してきたわけだが、私が注目するのは対象にガラケーを含めたことにある。ドコモに限らず、このところのキャリアの政策はガラケーからスマートフォンへの乗り換え奨励・・・いや、推進・・・いや、強制であった。そしてそれは実を結び、昨年の夏にはスマートフォンユーザーがガラケーユーザーを超えたとされている。そのような情報が渦巻く中で、私は「そろそろストップするよ」と冷ややかに見ていたのだが、やはり昨年で頭打ちとなったようである。ドコモの社長も今年の2月の段階で「フィーチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへの機種変更が減ってきている」ことを認めている。つまり、ドコモはガラケーユーザーが存続することを前提とした政策に切り替えようとしているのである。

既存ユーザーへのサービス向上となる新プラン

ソフトバンクの孫社長はドコモの新プランについて「NTTはある意味ちょっとずるい」と発言したようである。「固定はNTT、モバイルはドコモのシェアが大きいため、通話し放題にするとNTTやドコモへの発信(接続料)が増え、必然的にNTTグループ内の収益が増す」というのがその理由である。しかし、その適用をMNP転入者だけにするというのならば別だが、自社のユーザーすべてが選択可能なサービスであり、それを「ずるい」というのは負け惜しみにしかならない。ドコモの新プラン発表で一度出したプランを引っ込めたソフトバンクだが、遅かれ早かれ音声通話定額のプランを提示しなければならない。しかし、ソフトバンクは他社からユーザーを獲得(MNP)するために新プランを打ち出すことが得意であったが、今回は既存ユーザーへのサービス向上というこれまでにやったことがない視点からの取り組みとなる。ソフトバンクは「ドコモに劣る料金プランにはできない」と言っているらしいが、そう思わせる内容にするのにかなり苦労していることだろう。

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