NHKがMNP乞食を報道したことで終焉するのか?

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今日の朝日の朝刊(3月29日付け)に『「携帯0円」消える春』という記事が掲載された。中身は携帯電話の販売が春商戦真っ只中にもかかわらず、この春はキャッシュバックが消えたり値引きが減るなど、いつもと様子が違うというもの。また、27日にはNHKがおはよう日本という番組の中で過剰なキャッシュバック競争の現状を報道したとのこと。特に、この番組によってMNP乞食の存在とキャッシュバック競争の実態を一般の人に知らしめることとなり、「MNP弾を3円維持してCBで稼ぐMNP乞食」の終焉が現実化しようとしている。

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キャッシュバック戦争は本当に終焉に向かうのだろうか

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Cash Back

MNP乞食の実態を報道したNHK

私はテレビをあまり見ることはない。特にNHKはたまに9時からのニュースを見るくらいで、明るいうちにNHKを見ることは皆無である(2011年3月11日は例外)。従って、おはよう日本で同扱われたかは「NHK NEWSweb」というサイトを見て知った。サイトの見出しは「スマホ 現金目的で短期間のりかえ急増」というもので、MNP乞食を無難な言葉で言い表している。1台5万円のキャッシュバックや複数台では20万円以上になる店頭掲示が画像で流れたほか、半年間で50万円の現金を得た例が紹介されていた。3キャリアのコメントが紹介されていたが、MNPで転入数トップを継続しているKDDIが「今後の策についてはコメントできない」としていたのが目立っている。ドコモが「他社の状況を見ながら、キャッシュバックは減額・縮小し、継続利用者を優遇する方向にシフトしていきたい」としているほか、ソフトバンクは「速やかに適正化に取り組んでいきたい」と答えている。

キャリアの立場を如実に表すコメント

朝日の記事でも新宿の家電量販店のソフトバンクのコーナーではキャッシュバックは終了しており、「速やかに適正化に取り組んでいる」のは事実のようである。恐らく事態が終焉に向かって急速に動き出すことをいち早く把握し、適正化に乗り出す姿を打ち出すことで印象を良くしようというものであろう。その辺は事実ではなく、イメージで売り出すことが得意なソフトバンクらしいところである。一方、ドコモは「他社の状況を見ながら」という注釈を入れており、他社から仕掛けられたからやむを得ずキャッシュバックをやっている・・・・という素振りを見せている。MNPトップ維持はMNP乞食を利用した結果ではない、と言ってきたKDDIだが、ここではコメントを拒否している。この間のキャリアの立ち位置を如実に表すコメント揃いとなっていて面白い。

問題の根底にあるAppleのノルマ

キャッシュバックは16日で終了と伝えられた時、総務省の指導が入ったとの話が流れていた。しかし、それについては総務省もキャリアも否定しており、指導と言われるほどのことはなかったと思われる。しかし、NHKや全国紙が過剰なキャッシュバックの実態を報道したことは、このまま放置することは許されない状況を生み出すこととなった。少なくとも、キャリアは、今後は過大なキャッシュバックは自粛せざるを得ないだろう。しかし、本当にMNP乞食を利用するキャッシュバック戦争が終焉に向かうのかどうか、実際は予断を許さない状況にある。現在のMNP乞食の問題の根底にはAppleのノルマの存在があり、その解決は総務省の指導では行えないことは確実なのである。

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