ソフトバンクは料金プランでVoLTEに先行参入

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

KDDIの田中社長が朝日新聞のインタビューに答え、年内にVoLTE(ボルテ)のサービスを導入することを明らかにした。VoLTEとは4GサービスのLTEを利用した音声通話サービスであり、ドコモがこの夏に導入することを計画していることが明らかになっている。しかし、ソフトバンクは既にVoLTEサービス向けの料金プランを発表しており、その点では3キャリアの中では最速の参入を果たしている。

広告
広告336

新料金プラン加入は新機種購入時の条件に?

softbank

ソフトバンクの新定額サービス

LTEはパケット通信を高速化したもの

LTEとはLong Term Evolutionの頭文字をとったもので第3世代(3G)の拡張版(Evolution)とされ、以前は3.9Gとされていた。しかし、現在は4Gに格上げした表示が一般的になっている。携帯電話のデータ通信を高速化したものであることから、理論上の回線速度は326Mbps(下り)と3Gの14.4Mbps(下り)の約23倍のスピードがある。しかし、それはデータ通信の話であって、通話は従来の3Gと同じ方式で行っている。その辺の話については以下の記事に書いている。

つまり、VoLTEというのはスピードの早いLTEのパケット通信を使って通話を使用というものだ。音声を細切れにして通信することから、1回線で複数の通話が可能になる。携帯電話の通話料金はかなり割高となっているが、VoLTEでは定額制の料金体系を導入することが可能となる。

VoLTE導入と音声定額はセット

そこでVoLTEの導入は、通話の定額制とセットにして語られることになった。ドコモも検討していることが伝えられており、KDDIも「音声定額サービスを始める」と明言している。一方、ソフトバンクは、今年の1月25日にスマートフォン向けの新しい料金プラン「定額パック」を発表した。そのプレスリリースのタイトルは「VoLTE時代の革新的な新定額サービスが登場!~スマートフォンの音声通話とパケット通信がパックになった定額サービス!~」となっており、それだけ見ればソフトバンクがドコモやKDDIより先にVoLTEのサービスを導入すると思わせるものとなっている。しかし、ソフトバンクは「VoLTE次代を見据えて」としているが、VoLTEサービスの導入時期には一言も触れていない。

VoLTEは近い将来考えている=当面の予定はない

2月12日に行われたソフトバンクの決算説明会時、記者の質問に答えた孫氏の回答は、「VoLTEは近い将来考えている」というものでしかなかった。つまり、VoLTE導入の具体的期日が決まらないうちにその料金体系を発表したことになる訳だが、その真意は何処にあるのだろうか。また、提示された新料金体系についても「分かりにくい」とか「定額制をうたっているが実態は従量制に近い」、果ては「実質的な値上げだ」という反論が噴出している。ソフトバンクは価格破壊で業界をリードしてきたのだが、今回の料金プランはこれまでとは毛色の違ったものになっている。また、新プランの開始時期は4月21日となっているが、それを3カ月も先に発表するというのは、ソフトバンクのことだから何か理由があるに違いない。

値引きを大きく見せるための見せ掛け?

日経TRENDYが1月31日付けで『ソフトバンクの「定額パック」は要注意、かけ放題ではなく実質的な値上げ』という記事を出しており、その中で「今後新機種の購入時の条件にしてくるのではないだろうか?」という予測を書いている。ソフトバンクのニュースリリースにも、「本サービスは対象機種の購入時のみお申し込みいただけます」という注意書きがある。そして昨年のドコモのiPhone参入以降、三つ巴のキャッシュバック争いが泥沼化している。新料金プランを新機種購入時の条件とすることで見せかけの価格として値引き金額を高く見せようとしているという予測は、かなり真実に近いといえるだろう。誤解されては困るが、見せかけの価格・・・・・以下の予測は私がしたものであり、日経TRENDYがそこまで書いている訳ではない。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする