AppleとGoogleのプッシュメールでの諍い

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このところスマートフォンのプッシュメールに関する記事を書き続けているが、この問題は思いのほか奥が深いようである。スマートフォンは端末に標準で付いてくるメールのほか、前回書いたキャリアメールやパソコン向けのメールサービス、GmailなどのWebメールが使用できる。今日はスマートフォンで最もニーズが高いと思われるGmailのiPhone向けプッシュ対応について記事にした。

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裏にはAppleとGoogleの抗争が?

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GmailでのiPhoneのプッシュ対応度を低下させたGoogle

Gmailは15GBの容量が無料で与えられており、パソコンで利用している人はかなりの数に上るとみられる。GmailはAndroid端末の標準メールアプリとなっており、Android端末ではリアルタイム受信に対応している。また、1年前まではiPhoneでもリアルタイム受信が可能であったことから、日本でもiPhoneでGmailを利用している人は多かった。iPhoneの標準アプリでGmailとMicrosoftのExchangeと組み合わせ、iPhoneでのリアルタイム受信を可能としていた。しかし、Googleは、iOS向けのExchangeのサポートを昨年の1月30日で打ち切ったのであった。これでiPhoneでのGmailはGoogleの公式アプリを使用するしかなくなったが、その方法だとiPhoneでは「プッシュ通知」しか利用できない。

この辺は若干込み入っているので箇条書きにすると、

  • GmailがExchangeをサポート⇒iPhoneの標準アプリで「プッシュ受信」可能
  • Exchangeサポート終了⇒iPhoneの標準アプリでは「プッシュ受信」も「プッシュ通知」も不可
  • Googleの公式アプリ使用⇒iPhoneで「プッシュ通知」は利用できるが「プッシュ受信」は不可

Appleは2012年にリリースしたiOSからGoogleのMapsを外したほか、標準アプリからYouTubeを削除するなどのGoogle離れを加速している。その直後にExchageのサポートを打ち切っており、Appleへの対抗措置の可能性がある。アプリをGoogle純正のものに切り替えること促進させるものであり、Android端末の優位性を顕示させようという試みでもある。AppleとGoogleのつばぜり合いが、プッシュ型のメールの分野で展開されていることになる。

海外では価格でAndroidが優位に立つ

この間、メールのプッシュ対応について掘り下げてきたが、スマートフォンの最大の肝はプッシュメールにあるということを強く感じるようになった。もしそうだとすると、その肝の部分においてAndroid端末はiPhoneと互角の立場にあり、両者の戦いはメール以外の分野での争いということになる。その場合、端末の機能やコンテンツサービス内容は両者の間に優劣はなく、違いがあるとすれば価格でしかない。全世界的に見ると格安端末でAndroidが大きくシェアを伸ばしており、両者の戦いのポイントは端末価格にあることを示している。但し、日本ではAndroidは日本仕様(=ローカライズ)とする事でコストは高目とならざるを得ず、世界とは異なった様相を示している。日本のスマートフォンの市場は、iPhoneの一人勝ちの状況が続いている。

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