純増数1位・しかし、MNP転出が続くドコモ

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昨年12月のドコモの契約数が久々に純増に転じ、2011年の12月以来2年ぶりに純増数1位となった。新規契約から解約を差し引いた純増数は、ドコモが27万9,100件だったのに対し、ソフトバンクが22万4,300件、KDDIが22万2,600件であった。しかし、MNPでは5万1,000件の転出超過となっており、MNPでのドコモ苦戦が相変わらず続いている。

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契約純増1位の原動力はMVNO?

iPhone5s/5c

iPhone 5s/5cの一括0円+キャッシュバック

広がる「一括ゼロ円+キャッシュバック」

上の写真はネットで拾ってきたものだが、今は旧製品のiPhone 5や発売時にあまり売れなかったiPhone 5cだけでなく、一時は品薄で手に入りにくかったiPhone 5sでさえ「一括ゼロ円+キャッシュバック」の対象となっている。ドコモがiPhoneを扱いだしたとしても、かなりのドコモフアンでない限り、ドコモでiPhoneを買うユーザーはいないだろう。この写真は正月限定となっているが、1度やれば同じ条件かそれ以上で無いと飛びつかないだろうから、3月頃にはこれが当たり前となっている可能性が高い。

MNPの転出が止まらない・・・想定内

ドコモの契約数の純減とMNPの転出数超過が続いたのは、ドコモがiPhoneを販売できなかったことがその最大の理由であることは間違いない。そしてiPhoneを獲得しても尚MNPの転出が止まらないのは、ドコモが転出数を減らす努力を怠ったところにある。iPhone 5の「一括ゼロ円+キャッシュバック」は昨年の春頃から行われたようだから、そのような売り方が継続するということはドコモも予測していたものと思われる。にもかかわらず、ドコモがiPhone獲得に際して採った販売戦略は、ドコモから去ったユーザーを取り戻すことに重心を置いたものであった。他のキャリアと同じく、MNPでの転入増を狙うが転出の歯止めはかけないというものであった。つまり、MNPの転出が継続することは、ドコモにとっては想定内のことであったのだろう。

契約増の中身はモジュールではなかった

ここで問題となるのは、MNPの転出に歯止めがかからなかったのに契約数が伸びた理由である。契約数にはデジタルフォトフレームなどの通信モジュール数が含まれているが、ドコモもソフトバンクのまねをしたのだろうか。

ソフトバンクの契約純増数水増しの手口

TCAの統計数字では通信モジュールの契約数が分かるので調べてみると、ドコモは14,700件でKDDIの8,500件よりは多いがソフトバンクの42,100件よりも少ない。・・・・しかし、相変わらずソフトバンクの数字は大きい・・・・とすると、どうもMVNOにその理由があるようだ。MVNOの回線は、実質的にはドコモで占められている。このところTVCMでもかなり流れており、MVNOの認知が結構広がっているようである。家電量販店の入り口などで人だかりを良く見かけるが、これもMVNOへの呼び込みを行っている場面のようである。

FOMAユーザーが草刈場

MNPでの転出を抑止する最大の方策は、他社よりも安い料金設定しかないだろう。事実、MNPでの転入の最大の武器となっているのは、毎月の支払額が大きく減る「一括ゼロ円」である。

iPhoneの実質ゼロ円と一括ゼロ円の違い

しかし、既存のユーザーにそれを適用するとなると、すぐに減収となって収益体質の悪化を招くこととなる。従って、既存のユーザーの不満は見て見ない振りをし、MNPで出て行くユーザーはしようがないと諦めるしかないと思っているのが今のドコモなのであろう。しかし、次のiPhoneの新製品が発売になった時・・・・少なくとも2年の縛りがなくなったとき・・・・・ソフトバンクとKDDIは今のドコモと同じ立場となるのである。しかし・・・・・ドコモのFOMAユーザーがいる限り、草刈場はまだ残っているということか・・・・それに気が付いたところで今日の記事は終わりとする。

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