iPhoneに対応したドコモメールとSPモードメールの違い

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

12月13日からiPhone 5s/5cでドコモメールが使えるようになったらしい。しかし、少し前にspモードメールに対応させたという記事を見た覚えがある。spモードというのはフィーチャーホーン向けのiモードのスマートフォン版というのは知っていたが、spモードメールとドコモメールとは何処がどう違うのだろう・・・・調べてみた。

広告
広告336

専用ネットワークに縛り付ける戦略の破綻

docomo-mail

docomo mail

ドコモメールはWebメール

ドコモのプレスリリースを見ると、「ドコモメールをご利用いただくことでお客様が利用されたメールデータがクラウド(ドコモのメールサーバー)に格納される・・・・」と書いてある。つまり、ドコモメールは、GoogleのgmailやAppleのiCloudメールと同じWebメールということになる。それに対してspモードメールは、パソコンで一般的に使われている方式(POP3/SMTPプロトコル)のメールとのこと。しかし、プレスリリースにも書いてあるが、Webメールは「端末紛失時のデータ復旧や機種変更時のデータ移行が容易」というメリットがある。にもかかわらず、ドコモはスマートフォン向けのメールサービスとして最初に用意したのは、spモードメールであった。

従来のメルアドを継続使用できる・・・・・

スマートフォン用にspモードメールを最初に用意したということは、spモードメールにそれなりにメリットがあったことを意味している。ドコモはフィーチャフォン向けにiモードというサービスを提供しているが、そこでは「●●●●@docomo.ne.jp」というメールアドレスを提供していた。spモードを契約するとそのメールアドレスを引き継ぐことができ、このアドレスに慣れ親しんだユーザーには歓迎されたことだろう。しかし、ドコモメールでも従来のアドレスが使えることに変りはなく、最初からドコモメールを導入しなかった理由にはならない。

キャリアメールの最大のメリットはプッシュ通知

私もフィーチャーフォンでキャリアメールを使用しているが、その最大のメリットと言えるのは着信と同時に知らせてくれる機能である。これをプッシュ通知というらしいが、これもspモードメールは現時点では対応しておらず、来年の1月に対応する予定とされている。12月13日にスタートしたドコモメールもプッシュ通知には対応しておらず、設定した時間(最短15分)おきにメールを受け取りに行くだけ・・・・パソコンのメールソフトと同じ・・・・らしい。

ソフトバンクとKDDIはプッシュ通知に対応

プッシュ通知にはソフトバンクやKDDIも対応していないかと思い調べてみると・・・・立派に対応していたのでした。ソフトバンクとKDDIのキャリアメールはMMS(Multimedia Messaging Service)を利用することでプッシュ通知に対応しているということである。メールサーバーに着信したメールが直接端末に送られてくるわけではないようだが、ユーザーからは見えないところで着信の通知と端末へのダウンロードが自動的に行われるという方式らしい。

spモードメールとドコモメールに見る戦略の破綻

spモードメールの提供開始は2010年9月1日であるが、それから3年間以上にわたってプッシュ通知に対応していないメールサービスしか使えなかったことになる。iモードと同じ「●●●●@docomo.ne.jp」が使えるというのはユーザーに歓迎されたと書いたが、spモードメールを使い続けたユーザーは逆に使いづらさを痛感したことと思われる。ドコモはフィーチャーフォンからスマートフォンへの転換の本質を見極めることに失敗し、自社の閉ざされたネットワークにユーザーを囲い込むという戦略を採り続けたのであった。その破綻がspモードメールの手直しとドコモメールの新たな展開というところに如実に現れていると言うことができる。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする