ツートップ戦略はiPhone導入の布石だった

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、「裏にはiPhone導入への布石・・日経」と題して日経の報道姿勢を批判する記事を書いた。しかし、ドコモが本気でiPhoneを扱う気になったのであれば、日経の考え方も「これは有かも・・・」と思っていた。その記事は以前から何かにつけてドコモとiphoneを結び付けたがる日経の報道姿勢に文句をつけた訳だが、「裏にはiPhone導入への布石」という憶測記事自体は当たっていたことになる。

裏にはiPhone導入への布石

広告
広告336

iPhone導入前に行ったツートップと幹部の人事異動

2cellos

ドコモのツートップCM

ツートップ導入⇒人事異動⇒AppleとのNDA

ドコモはSonyのXperia AとSamsungのGALAXY S4の2機種に絞って販促費を集中する戦略を5月に発表したが、6月にはiPhone導入反対の急先鋒だった幹部社員の異動が実施されていた。これは本社の部長職から大都市の支店長職への異動であり、左遷というわけではないらしい。しかし、iPhone導入前の地ならしとして採用したツートップ戦略は、社内の人事面での受け入れ準備と同時に行われたことになる。先日紹介した朝日新聞の記事によると、ドコモは6月にAppleとの間でNDAを締結しており、その直前に実施された人事異動であったのである。

ドコモのiPhoneは6月にAppleと基本合意

ツートップ戦略でおおきな地殻変動

ドコモが採用したツートップ戦略により、それまでドコモと二人三脚で事業を行ってきたNECや富士通、それにパナソニックなどは携帯電話事業の大転換を迫られている。SonyのXperia Aは8月中旬までに130万台を販売し、SamsunのGALAXY S4も70万台となったとされている。2トップに漏れたNECや富士通、パナソニックは軒並み台数を落とし、らくらくフォンで好調な富士通以外は数万台というレベルに落ち込んだ模様。ドコモがiPhoneを扱うとすると、Appleのノルマを達成するために莫大な販促費を投下することになる。それと同じ状況をiPhone導入以前に実現させることで、ドコモに夫唱婦随してきたメーカーへのショック療法としたのである。このことはAppleに対してはドコモが本気であることを示すことになったのは間違いない。それが6月のNDA締結に結びついたのであろう。

当面、フィーチャーフォンが無くなることはない

 ドコモは9月20日からiPhoneの販売を始めたわけだが、10月10日には2013・2014年冬春モデルとしてスマートフォン10機種、タブレット端末1機種、フィーチャーフォン2機種、キッズスマートフォン1機種を発表した。その中から3機種を「おすすめ機種」として選定したが、スリートップという名称は使用していない。選ばれたのはSonyXperia Z1 f SO-02Fと富士通のARROWS NX F-01F、それにシャープのAQUOS PHONE ZETA SH-01Fの3機種。これらの実質販売価格を1~2万円にし、iPhoneと平行して販売することになる。NECはスマートフォンから撤退し、パナソニックも個人向けスマートフォンから撤退することを発表している。今回発表したフィーチャーフォン2機種は、NECとパナソニック製であった。世の中スマートフォン全盛の時代となったが、フィーチャーフォンが直ぐになくなるわけではない。私はスマートフォンの維持費が現在のフィーチャーフォント同じにならない限り、フィーチャーフォンユーザーがなくなることは無いと思っている。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする