裏にはiPhone導入への布石・・日経

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ドコモは5月に開催した夏モデルの発表会において、SonyとSamsungの2大ブランドの機種の価格を大幅に下げて少数精鋭による販売方法に切り替えることを発表した。それを伝えた日経産業新聞は、「表向きは世界ブランドの力を借りて米アップルのiPhoneに対抗する形。だが裏にはiPhone導入への布石という意味合いもありそうだ。」という記事を書いている。

Nikkei

2013年5月16日付けの日本経済新聞

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日経はもはや経済紙ではない

日経は以前からドコモが今にもiPhoneの取扱を始めるという憶測記事を盛んに流してきた。今回の日経産業新聞の記事も普通に考えればドコモがiPhoneの取扱をあきらめ、iPhoneに対抗するための最後の切る札としてSonyとSamsungに絞りきる戦略を採用したと見ることができる。しかし、ドコモとiPhoneを何とか結びつけて記事にしたい日経は、今回もさも裏があるかのような記事に仕上げている。この問題についての過去の経緯が気になったので調べてみると、過去記事をまとめてくれているサイトを発見した。

【また日経か】日経新聞によるdocomoからiPhone販売報道まとめ

ドコモ、来年夏にiPhone参入~2011年12月1日

日経とドコモ①

Appleと基本合意

複数の関係者から「11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らが訪米し、アップル本社でティム・クックCEOらと会談。次世代iPhoneと次世代iPadの販売で基本合意し、販売数量などの条件について本格的な交渉を開始」との情報が得られたとして書かれた記事。

ドコモ「草刈り場」に iPhone 5発売で顧客争奪~2012年9月21日

Nikkei②

2012年9月21日付け日経新聞

新型のiPhone 5発売に当たり、ソフトバンクとKDDIが真っ向から争奪戦を戦い始めたという記事だが、ドコモはその争奪戦の草刈場となっているということで主役として扱われている。また、ドコモはiPhoneを扱うことをやせ我慢していると記している。

“4G”時代のモバイル3社の競争、次の焦点となる“ドコモがiPhoneを売る日”~2012年11月7日

Nikkei③

2012年11月7日付け日経コミュニケーション

3キャリアの決算が出揃ったことから、その内容を分析した記事。ドコモがiphoneを扱うことが如何に重要かを一生懸命説明している。

ドコモ、契約数5年ぶり純減 iPhone導入検討も 販売条件がハードル~2012年12月7日

Nikkei④

2012年12月7日付け日経電子版

ドコモの11月の携帯電話契約数が5年3カ月ぶりに減少に転じたことを挙げ、ドコモがiPhone導入の「検討」を始めたという記事。・・・・いまさら検討も無いだろうが、日経はiPhone 5をドコモが扱うことが決定・・・という記事を出したことは無かったことにしており、「我慢して扱ってこなかったが、こうなると検討せざるを得ない」というストーリーにしようとしている。

KDDI、「ドコモiPhone」返り討ちの勝ち目~2012年12月7日

2012年12月7日付け日経電子版

2012年12月7日付け日経電子版

記事の冒頭に「ドコモがAppleのiPhoneを扱う可能性が出てきた」と書いているが、契約者数減少に転じたドコモ幹部が「来期以降のiPhone導入を考えざるを得ない」とした自分の書いた記事をベースにした見込記事でしかない内容であった。

ドコモ社長、iPhone「2~3割なら扱い検討」~2013年1月22日

Nikkei⑥

2013年1月22日付け日経電子版

日経にしては珍しく、固有名詞での発言を記事にしている。しかし、よく調べると最初に記事にしたのは日刊工業新聞であり、1月10日の取材に応えたものであった。上記の記事はその10日ぐらい後に出されたものである。

ドコモ、顧客流出続く iPhone導入検討~2013年4月5日

Nikkei⑦

2013年4月5日付け日経電子版

人気の高いAppleのiPhoneを扱っていないことが響いており、ドコモはiPhone導入の検討を続けている。・・・・・・何時まで「導入検討」の段階が続いているのか・・・・ここまでくると検討という言葉しか書けないのだろうと可哀想になってくる。

「本命iPhone」ドコモが布石

という訳で冒頭のこの記事に行き着くのである。ドコモがiPhoneを扱うのか扱わないのか、確かに傍目から見ると興味がそそられるものではある。しかし、日経の取り上げ方は週刊誌やタブロイドの夕刊紙的な取扱に徹している。経済紙であればもっと違った面から取り上げるべきであろう。AppleのiPhoneは日本のガラケー文化を破壊する先駆者であり、そのことが日本の携帯電話ユーザーに何をもたらそうとしているのか・・・・少なくともそのような視点から記事を書いてもらいたいものである。

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