RIMがBlackBerryに社名変更

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カナダのResearch In Motionが1月30日(米国時間)、社名をブランド名と同じBlackBerryとすることを発表した。RIMのBlackBerryはスマートフォンの代名詞となっていたが、2007年に発売されたAppleのiPhoneがそれに取って代わり、Samsungを中心としたAndroid陣営もiPhoneと同じコンセプトのスマートフォンで追従した。したがって、一時はNokiaに次いで2位であったスマートフォンシェアは、大きく落として今は見る影もなくなっている。

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新OSのBlakBerry 10を搭載した新製品2機種を発表

社名をブランド名に統一

社名変更の発表は、待望の新OSであるBlakBerry 10とそのOSを搭載した新製品2機種を発表するイベントで行われた。同社のThorsten Heins (トーステン・ハインズ)CEOは、社名変更の理由を「1つのブランド、1つの約束」をキャッチフレーズに、社名とブランド名をBlackberryに統一したと説明した。尚、社名変更は同日付で実施され、株式市場でのティッカーシンボルもNASDAQ では BBRY、トロント証券取引所では BB に変更される。

blackberry

BlackBerry

社運をかけた新OS搭載新製品

BlackBerryが開発した新しいOSであるBlackBerry 10は、これまでのメール機能を重視したものとは大きく異なっている。高速ブラウザやカメラ機能などが充実しており、同時に複数の機能を動作させるマルチタスク機能がiPhoneなどより優れているとしている。また、従来の同社製OSでは難しかったサードパーティによるアプリ開発にもより適したものとなっている。新製品2機種のうちZ10はキーボードを搭載しておらず、iPhoneなどと同様にマルチタッチで操作する。また、Q10はキーボードを搭載しているが、3.1インチ、720×720ピクセル、330ppiのAMOLED(有機ELディスプレイの一種)ディスプレイを搭載しており、こちらもマルチタッチに対応している。

BlacBerry Q10

高解像度の有機ELディスプレイを搭載したBlackBerr Q10

新OSと社名変更で失地回復できるか?

Appleはマルチタッチとアプリでコンシューマーの市場を開拓、スマートフォンの市場を格段に大きく拡大させてきた。また、従来のフィーチャーフォンは雪崩を打ってスマートフォンに移行しており、ビジネス用途での利用も急拡大している。つまり、ビジネス用途で切り開かれたスマートフォンの市場が、また戻ってきたことを意味している。同社のBlackBerry Messengerサービスは、世界で最もセキュアなシステムとされていたが、2011年に大規模な障害に見舞われ、全世界で一部のサービスが利用できなくなった。これが他社の端末への乗換えを促すこととなり、iPhoneなどの端末をセキュアに管理するMDM(Mobile Device Management)サービスも充実してきた。RIMは本来の自分の土俵の中で新たな戦いに臨もうとしている訳だが、この間の約2年の躓きが大きなネックとなる可能性を持っている。

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