マウスコンピューターがWindows Phoneを年内発売

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マウスコンピューターは2月23日、Windows Phoneを搭載したスマートフォンの開発に着手していることを発表した。現時点ではLTEに対応したSIMフリー端末を予定しているとしたが、製品の詳細や販売時期は後日発表するとのこと。国内でWindows Phoneを搭載したスマートフォンが発売されるのは2011年8月以来であり、実に4年ぶりのこととなる。iPhoneとAndroid端末で占められた国内市場において、Windows Phoneが入り込める余地がどれだけ残っているのだろうか?。

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Windows PhoneがModern UIを搭載している限り、Windows Phoneがスマートフォンのシェアを拡大することは決してないだろう

windows-phone

Windows Phone

2014年のスマートフォンはAndroidとiOSで96.3%

2007年にiPhoneが登場するまで、スマートフォンのOSのシェアはNokiaが圧倒していた。しかし、全面ディスプレイを採用し、操作は指先で行うiPhoneが登場したことでスマートフォンの世界は大きく転換することとなった。スマートフォンをマルチタッチで操作する方式は、後発のOSであるAndroidも追従した。米国の調査会社であるIDCによると、2014年のシェアはAndroidが81.5%でiOSが14.8%であった。合計すると96.3%となり、スマートフォンはこの2つのOSで占められている。ちなみにWindows Phoneは2.7%しかなく、BlackBerryの0.4%をしのいで3位に入ったのがやっとという状況となっている。尚、かつて圧倒的なシェアを有していたNokiaはOS争いから撤退し、現在はMicrosoftの傘下でWindows Phoneを推進する唯一・・・・とも言えるメーカーとなっている。

iPhone登場前の国内スマートフォンはMicrosoftが圧倒

一方、国内においては、スマートフォンのOSとしてはWindows Phoneの前身であるWindows Mobileが圧倒していた。日本のガラケーはNokiaのスマートフォンとは遜色のない出来栄えとなっており、iモードのサービスなどではNokiaを寄せ付けない便利さを提供していた。ガラケーに無い便利さを提供したのはWindows Mobileであったことから、2007年8月にiPhoneが国内発売されるまでに登場したスマートフォンは、15製品中の12製品がWindows Mobileであった。残りはBlackBerryが1製品とNokiaのSymbian搭載モデルが2製品であった。

パソコンメーカーをスマートフォンに参入させるMicrosoft

Appleは、全画面ディスプレイのiPhoneを操作するマルチタッチに代表される様々な特許を有している。AndroidはAppleの特許の壁と戦いながら、操作性においてはiOS機器を追従してきた。しかし、キーボードで操作することを前提に作られたWindowsは、本質的にマルチタッチには不得手であった。そこでMicrosoftが採用したのが、Windows 7から採用したModern UI(UI:User Interface)であった。Modern UIは上記画像のようにTop画面をタイル状にしたものであり、指先で操作するのはiPhoneなどと同じである。しかし、Modern UIはマルチタッチ打倒の戦力とはならず、世界的に採用した携帯電話メーカーはMicrosoftが買収したNokiaのみという状況である。また、国内でWindows Phoneを採用したのは、前述の富士通のみであった。そしてその状況を打破しようとしてMicrosoftが打ち出してきたのが、パソコンメーカーのスマートフォンへの参入である。

日本マイクロソフトはSurface Proをパソコンとして販売

マウスコンピューターは、Windows Phone搭載スマートフォンの開発に関する契約は米Microsoftと直接行っている。日本マイクロソフトも開発を支援することを表明しており、バックアップが受けられることは間違いない。しかし、日本マイクロソフトがWindows Phoneに積極的に取り組む姿勢が見えないのは相変わらずであり、日本マイクロソフトがWindows PhoneというOSに批判的であることは明らかである。その最大の理由がModern UIにあることは間違いなく、日本マイクロソフトはWindows 8を搭載したSuface Proにキーボードが付けられることを前面に打ち出したプロモーションを行っている。つまり、Surface Proをタブレットとしてではなく、パソコンとして売っているに他ならない。

スマートフォンをキーボード操作するユーザーは皆無?

タブレットは片方の手に持って別の手で操作することを基本に作られており、そこで力を発するのがマルチタッチである。マルチタッチに対抗するものとして位置づけられているのがModern UIという訳だが、それがユーザーに受け入れられなかったのは現在のWindows Phoneのシェアが証明している。Microsoftが販売店にデータ提供を禁じていることから、Surface Proが売れているの否かは我々には分からない。しかし、売れている場合は提灯記事を書くメディアが登場するはずであり、それもないようだから恐らく宣伝量の割には売れていないのであろう。しかし、Surface Proはパソコンとして売ることが可能だったが、Windows Phone搭載スマートフォンはパソコンとして売ることはできない。言い換えると・・・・スマートフォンをキーボードで操作することに魅力に感じるユーザーは、私には皆無としか思えない。

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