Airでも見つからないIGZO搭載iPad

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昨日の記事で「iPad AirにIGZO技術が搭載」されているというMacRumousなどの記事に対し、Life is beautifulがそれは誤報であると報じたことを書いた。その後更に調べてみると、iPad AirにIGZO技術が使われているのは間違いないようである。MacRumousは「シャープのIGZO」とは書いておらず、メーカー名無しの「IGZO技術」と書いている。IGZOのパテントはSamsungも取得しており、iPad AirにIGZO技術を搭載することは可能なのである。

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iPad AirにIGZO技術搭載は誤報ではない?

igzo-logo

IGZOはシャープの商標

IGZOの商標権は持っているがパテントは別

IGZOはシャープが商標権を登録しているが、パテントは文部科学省が所管する独立行政法人科学技術振興機構が有している。2011年7月にはSamsungとIGZOのライセンス契約を締結しており、IGZOという名前は使えないまでもその技術を製品に盛り込むことは可能となっている。従って、MacRumousが伝えた「IGZO技術」を採用したということは、まったくの誤報と決め付けられるものではない。Life is beautifulはiPad AirにはIGZOと同等の技術は使われているが、まったくの別物だとしている。Life is beautifulの記事を探したが見つからなかったことから、まったくの別物とした根拠は不明である。しかし、iPad Airに導入された省電力化の技術がIGZOの特許から得られたものでは無いとしても、同等の技術であることはLife is beautifulも認めている。

シャープのIGZOにかける期待

シャープはTVコマーシャルでもIGZOを売り込んでおり、シャープの再生の切り札としてIGZOを喧伝している。IGZOに対するシャープの過大な期待がシャープファンに伝播しており、iPadの新製品が出るたびに「IGZO搭載」という憶測記事がもてはやされている。しかし、今回のiPad AirやiPad mini RetinaではIGZOどころかシャープの液晶を搭載したものは発見されておらず、逆にシャープの液晶の歩留まりの低さを懸念する記事が出回っている。SamsungのIGZOパテントの取得から2年経過しており、シャープの先行メーカーとしての優位性は既になくなっているという指摘もされている。

シャープ製液晶は発見できるのか?

先に書いたように、Samsungは2011年にIGZOのパテントを取得している。LGがパテントを取得したという情報は得られていないが、IGZOもその中に含む酸化物半導体液晶はLGも積極的に開発を進めているとされている。iPad Airで現時点で発見された液晶はSamsungとLGの2社製であるが、この2社はIGZOと同等の技術を有していることを示している。しかし皮肉なことに、他社がシャープと同等の技術力を持つに至って初めてシャープのIGZOが表舞台に立つことになるはずだが、シャープの液晶を搭載したiPadが発見されないのは何を意味しているのだろうか。やはり、AppleとIGZOにまつわる話題には興味が果てることはない。

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