特許侵害とされたiPodのクリックホイール

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Appleが特許権侵害しているとされた技術は、iPodに搭載されているクリックホイールと呼ばれる操作の仕組みである。クリックホイールは円形のタッチセンサーと複数のボタンを組み合わせた構造で、片手でもスムーズに操作できるところに特徴がある。タッチセンサーには静電容量方式が採用されており、クリックホイールで培った技術が後のマルチタッチに継承されていることは間違いない。

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操作性向上の行き着いた先がマルチタッチ

iPodnano3

クリックホイールを搭載したiPod nano(第3世代:2007年)

iPodの操作性の向上を追求して生まれたクリックホイール

クリックホイールは、iPodに搭載された操作方式としては3代目にあたる。2001年11月に発売された初代iPodに搭載されたのはスクロールタッチと呼ばれるものであった。これは操作部の中央にスクロールと呼ばれる機械的に回転する部分がある。また、第2世代のiPodは指でなぞるようにして操作するタッチホイールが搭載された。これには機械部分がなくなり、タッチセンサーで指の動きを感知するようになっていた。このタッチホイールに押して操作するボタン部分を一体化させたのがクリックホイールである。

Apple製品の操作方式
製品 スクロールホイール タッチホイール クリックホイール マルチタッチ コントロールパネル
iPod 第1世代iPod 第2-3世代iPod 第4世代以降iPod - -
- - iPod mini - -
- - 第1-5世代iPod nano 第6世代以降iPod nano -
- - - 全世代iPod touch -
- - - - 全世代iPod shuffle
iPhone - - - 全世代iPhone -
iPad - - - 全世代iPad -

iPod shuffleの操作部はクリックホイールと似た形状になっているが、クリックホイールではなく一般的なコントロールパネルとなっている。

大型ディスプレイに最適化されたマルチタッチ

Apple製品の操作方式の取組をみると、Appleが如何に機器の操作性を重視してきたかが良く分かる。iPodは音楽再生専用端末であり、ディスプレイも当初はテキスト表示しかできなかった。ディスプレイが大型化したことで画像表示が可能となり、通信機能を持ったことでインターネットに繋がる情報端末に進化してきた。その時採用したのがマルチタッチであり、マルチタッチがiPhoneやiPadの大ブレークをもたらしたのであった。ディスプレイを大型化することで最適な操作方法は何か?という問いかけかから生まれたのがマルチタッチである。

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