Windows Phone 7とMetro UI

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Windows Mobileをマルチタッチ対応とするのは、技術的なハードルがかなり高かったと思われる。Androidの場合はほぼゼロからのスタートであったが、Windows mobileの場合はキーボード操作を前提として既に完成していたものの改変となったからである。更に、Android同様、Appleの特許を回避するのは、至難の業であったと思われる。

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AppleのマルチタッチとMetro UI

Windows Mobileのマルチタッチ

マルチタッチに対応したWindows Mobile搭載端末Aspenを発売した直前の2010年1月、Appleは サンフランシスコのYerba Buena Center of Artsで開催されたスペシャルイベントでiPadを発表した。iPhoneと同じiOSを搭載し、ディスプレイのサイズが3.5インチから9.7インチに拡大した。操作はiPhone同様、マルチタッチで行なうものであった。
MicrosoftがWindows Mobileを捨ててWindows Phoneを新たに開発することを決心したのは、AppleのiPad発売が大きな契機になったと考えられる。スマートフォンの分野でさえ手こずっているのに更に大きなタブレット端末まで後追いすることは、Windows Mobileでは難しいとの判断が下されたのだろう。

Windows Phone 7

Microsoftが2010年2月に開発を発表したWindows Phoneは、搭載端末が2010年10月に欧州とオセアニア地域で発売された。また、同年11月には米国やカナダでも発売されたが、最初のバージョンは日本語をサポートしておらず、国内投入されたのは次期バージョンであるWindows Phone 7.5からであった。

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Windows Phone 7搭載端末を紹介するSteve Ballmer CEO

マルチタッチに対応してMetro UI採用

Windows Phone 7はマルチタッチに対応しているが、UIにはMicrosoft独自のMetro UIを採用している。iPhoneやAndroid端末は画面上のアイコンにタッチしてアプリを動かしているが、Metro UIでは画面に並んだタイルにタッチする方法を取り入れている。すなわち、独自のUIを採用することでAppleとの直接対決を回避したのである。

Windows Phone 7

Windows Phone 7が採用したMetro UI

Windows Phoneは苦戦

Windows Phone 7搭載端末は、Microsoftによれば2010年中に200万台出荷されたとされている。しかし、実際に販売されたのはその半分以下の見られており、70万台程度であったというアナリストもいる。Microsoftは2011年2月からNokiaと戦略的な業務提携を行なっているが、Windows PhoneでNokiaの失地回復は難航していると言わざるを得ない状況が続いている。
最初のバージョンでは日本語をサポートしなかったことから、国内発売されたのはWindows Phone 7.5からであった。KDDIは2011年8月、富士通製のWindows Phone IS12Tを発売した。しかし、その後に続いて国内投入したキャリアや端末メーカーはいなかった。

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