Androidの開発コードネームは、1.5からアルファベットのCから順に菓子の名前が付けられている。Ver.3台に付けられたHanycomb(ハニカム)は蜂の巣を意味しており、スマートフォンではなくタブレット端末用のOSであった。Ver.2台はスマートフォン向けとして開発を同時進行させ、Ver.4で両者を統合することとした。
Androidの開発コードネーム
バージョン | コードネーム | リリース |
1.0 | 非公開 | 2008.09.23 |
1.1 | 非公開 | 2009.02.09 |
1.5 | Cupcake | 2009.04.30 |
1.6 | Donut | 2009.09.15 |
2.0 | Eclair | 2009.10.26 |
2.1 | 2010.01.12 | |
2.2 | Frozen Yogurt | 2010.06.23 |
2.3 | Gingerbread | 2010.10.17 |
3.0 | Honycomb | 2011.02.24 |
3.1 | 2011.05.10 | |
3.2 | 2011.0920 | |
4.0 | Ice Cream Sandwich | 2011.11.14 |
Androidのタブレット端末対応は2011年2月
Honycombが登場したのは2011年2月であり、AppleのiPadが登場して10カ月が経過していた。それまで他のメーカーは何もしていなかった訳ではなく、タブレット端末を早く投入することに知恵を絞った。各社がとった方法は、
- 通常のパソコン向けのOSであるWindows 7を搭載
- ディスプレイをiPodより小さいサイズにしてスマートフォン用のAndroidを搭載
というのが代表的なものであった。1を採用したのは、海外ではHPやASUS、日本ではオンキヨーなど。2を採用したのは海外ではSamsung、国内ではシャープやNECなど。しかし、これらはいずれもAppleの快進撃を抑えることはできなかった。