AppleがiPhoneのイヤホンジャックを廃止した理由

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Appleは9月15日、予定通りイヤホンジャックを廃止したiPhone 7/7 Plusを発売した。Appleがイヤホンジャックを廃止する理由については、本体をより薄くするためというのが一致した見方となっているが、実際にはiPhone 7/7 Plusの厚さは7.1mm/7.3mmとiPhone 6s/6s plusとまったく変わっていない。少なくともiPhone 7/7 Plusに関して言えば、薄くするためにイヤホンジャックを廃止した訳ではない。

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デジタル処理をイヤホン側に任せることでより高次元での高音質化を実現させることが目的!?

iphone-7

イヤホンジャックを廃止したiPhone 7

これまではアナログ音声処理がメイン

AppleがiPhoneからイヤホンジャックを廃止したことに対し、多くの反対意見が噴出してきた。その最大のものが、これまで使っていたイヤホンが使えなくなるというものであった。従来のイヤホンジャックが使えるアダプタを同梱させることから、実際には使えるのであるが、従来より余分なものが継ぎ足されることになる。しかし、iPhone 7/7 Plus購入者の殆どは、付属するEarPods with Lightningを使うことになるだろう。従来のEarPodsに飽き足らないユーザーが音響専門メーカー製のイヤホンを購入してきたのだが、今回のイヤホンジャック廃止でこれまでが中途半端であったことを知ることになる。音響専門メーカー製であったとしても、イヤホンジャックまでの音の処理はiPhone側が行っており、音質を左右する殆どの部分がApple任せになっているのだ。

これからはイヤホン側でのデジタル処理がメイン

現在のモバイル機器の音源はデジタル音源であり、イヤホンやスピーカーで聴くためにはデジタルをアナログに変換しなければならない。イヤホンジャックはアナログ音声用の部品であり、そこから音が出て行く前にアナログ化しておく必要がある。デジタルをアナログに変換する処理をDAC(Digital to Analog Cnverter)と呼んでいるが、デジタル音源の音質はDACの性能に殆ど依存しているといって良い。Ligtning端子からはデジタル音声が出力されており、それを高性能なDACに繋げてアナログ化するほうがイヤホンジャックよりも余程合理的である。これまでの高性能イヤホンと呼ばれるものはDACの機能を有しておらず、ノイズキャンせリング機能などで差別化していたに過ぎない。今後多くのサードパーティからLightning端子に直接差し込むイヤホンが発売されることになるが、それらは付属するEarPods with Lightningよりもどれだけ高音質であるかが争われることになる。

AirPodsはAppleからのライフスタイルの提案!?

イヤホンジャック廃止により、iPhoneのアナログ音声出力は内蔵スピーカーとBluetoothのみとなった。従来はモノラルであったものが、iPhone 7/7 Plusからはステレオスピーカーに変更された。また、Bluetooth対応のAirPodsが純正のオプションとして用意されており、10月下旬に16,800円で発売になる。こちらはイヤホンジャックの廃止とは直接関係はなく、Appleからのライフスタイルの提案として受け止めるべきだろう。Bluooth対応のイヤホン、ヘッドホンはこれまでにも多くもサードパーティが手がけてきたが、iPhoneとの連携を強めるために専用のW1チップを新たに開発しており、Appleの本気度が伺える作りとなっている。AirPodsは、以前にティム・クックCEOが示唆した『ユーザーは今はまだ必要ではないと思っているが、これから生きていく上で必要不可欠になる機能』とAppleが考えたものかもしれない。

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