1)Rhapsody

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Appleの躍進に対抗した初期の代表選手は、米国における音楽配信の老舗とも言うべきRhapsodyとNapsterであった。RhapsodyはMusicNetを技術面でサポートしたRealNetworksが主導してきた音楽配信事業だったが、現在は同社から分離独立した企業となっている。また、Napsterはメジャーレーベルとの抗争の中で破産に追い込まれ、2002年10月にRoxioがその資産を手に入れていた。RoxioはMusicNetと張り合っていたpressplayも手に入れ、2004年8月に社名をNapsterに変更したのであった。

RealNetworksからRhapsodyへ

Rhapsody

Rhapsody Logo

サブスクリプション方式を展開

Rhapsodyは、2001年12月にListen.comがインディーズレーベルで開始した会員制の音楽配信サービス。2002年にメジャーレーベルとの契約を進め、RealNetworksに買収された後の2003年5月にRealOne Rhapsodyとして再出発していた。RealNetworksはMusicNetの配信プラットフォームから2001年12月にRealOneというサービスを提供していたが、RealOne Rhapsody開始と同時にMusicNetから離脱してRealOneのサービスは終了させた。但し、RealOne RhapsodyもRealOne同様、サブスクリプション方式の音楽配信サービスであった。

HarmonyでiPodでの再生可能に

RealNetworksは、2004年1月にダウンロードサービスであるRealPlayer Music Storeを開始した。RealPlayer Music Storeは同社独自のDRMであるHelixを採用していたが、8月にHarmonyという新しい技術を導入した。Harmonyは複数のDRMを相互に変換するものであり、RealPlayer Music Storeからダウンロードした楽曲がAppleのiPodでも再生できるようになった。しかし、AppleはHarmonyをハッカー行為として非難、iPodでの再生をできなくする処置をとった。

WM DRMを採用したRhapsody To Go

RealNetworksは、2005年4月にRealOne RhapsodyをRhapsody To Goにリニューアルした。Rhapsody To Goはサブスクリプション方式であったが、PDへの転送を認めるサービスであった。従来、サブスクリプション方式ではPDへの転送を認めておらず、それを可能にしたのがMicrosoftのWM DRM 10であった。RealNetworksは独自のDRMを持っていたが、この時点で自社のDRMからWM DRMに乗り換えることとした。

URGEをRhapsodyに統合

RealNetworksは2007年8月、Viacom傘下のMTV Networksと合弁でRhapsodyを運営するRhapsody Americaを設立することを発表した。MTVNetworksはMicrosoftと提携、2006年5月からURGE(アージュ)という音楽配信サービスを提供していたが、Microsoftが2006年11月に自社のPDであるZune(ズーン)とZune向けの音楽配信サービスを提供することに戦略転換したことから、MTV NetworksもRealNetworksとの提携に戦略転換した。URGEはRhapsodyと統合され、閉鎖された。

Yahoo! UnlimitedもRhapsodyに統合

2008年2月、Yahoo!はYahoo! Music UnlimitedをRhapsodyに統合することを発表した。Yahoo! Unlimitedは、2005年5月から提供していたサブスクリプション方式の音楽配信サービスで、RhapsodyやNapsterの月額15ドルより安い月額6.99ドルで提供されていた。しかし、ユーザーを集めることができず、会員をRhapsodyに移すことでYahoo!は事業から撤退することとした。

Rhapsody MP3 Music Store開始

RealNetworksは2008年6月、DRMフリーのMP3フォーマットで楽曲を配信するRhapsody MP3 Music Storeを開設した。DRMフリーの音楽配信は、米国では既にWal-MartやAmazon、Napsterが行なっている。Appleも2007年5月から行なっているが、メジャーレーベルではEMI以外の楽曲の提供は受けておらず、全ての楽曲がDRMフリーとなったのは2009年1月まで待たなければならなかった。

Rhapsodyを切り離し

Rhapsodyをスピンオフ

RealNetworksは2010年3月、MTV Networksとの共同事業として運営してきたRhapsodyをスピンオフさせ、独立した企業となった。RealNetworksはRhapsodyno発行済み株式の51%、MTV Networksは残りの49%を所有していた。PhapsodyはAppleのiTSと長らく張り合ってきたが、競争に打ち勝つことはついに実現しなかった。RealNetworksは赤字を続けているRhapsodyへの関与の度合いを下げ、より収益性の高いセグメントに注力することとしたものである。

RhapsodyがNapsterを買収

2011年10月、スピンオフしたRhapsodyは、米小売家電大手のBest Buyが所有していたNapsterを買い取ることを発表した。Napsterは2008年にBest Buyに買収されていたが、会員数が買収当時の70万人から20~30万人に減少しており、事業継続は困難との判断でRhapsodyへの売却が決まった。RhapsodyはNapsterの加入者を吸収することで事業規模の拡大を図ることとした。尚、Rhapsodyは同年8月にMetroPCS社と事業提携、Android端末を使っている加入者にRhapsodyの音楽が無制限で入手できるサービスMusic for Allを始めている。

⇒2)Napster

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