Rhapsodyがデジタルライナーノーツ採用

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米国のRhapsodyは、同社のストリーミング音楽配信サービスで配信する全ての楽曲にライナーノーツをつけることを発表した。Rhapsodyなんてもうつぶれたのかと思っていたが、しぶとく生き残っていた。ライナーノーツ(liner notes)というのはCDなどに付属する解説書のことだが、音楽配信の場合は付けずに楽曲のみが販売されてきた。それをこれからはデジタル化して楽曲と同時に配信することになるらしい。

Give Fans the Credit

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ライナーノーツの発祥は服飾業界

ライナーノーツの語源は?

Rhapsodyは、全米レコーディング芸術化学アカデミー(NARS)という団体が展開している「Give Fans the Credit」キャンペーンに協力して実施することとした。このキャンペーンの名称からすると、楽曲制作に関わったプロデューサーやディレクター、レコーディングエンジニアなどの情報を表記することが目的と思われる。従来、このような情報は、ライナーノーツには必ず記載されていた。また、日本のライナーノーツには評論家などの解説記事などが掲載されており、購入直後はそれを読みながら音楽を聴くというのが定番であった。しかし、ライナーの語源は何なのだろう。

ジャケットの裏地がライナー

ライナーノーツの語源は諸説あるらしい。しかし、ジャケットの裏地(liner)に書かれた書付(notes)というのがしっくりいく説明である。LPレコード時代、レコードは12インチ四方のボール紙の袋に入れられていた。写真を貼った表側をジャケットと言い、レコードが上着を着るという発想から付けられた。服飾業界ではジャケットの裏地をライナーと言っていたことから、ジャケットの裏側を表す言葉としてライナーが引っ張り出されたものであろう。ジャケットの裏はそのアルバムのクレジットが記載されたほか、解説記事などが載せられた。そこでそれらを表す言葉としてライナーノーツが使われるようになったとされている。

後進に追い抜かれたストリーミングの老舗

Rhapsodyに関する最新のニュースは、2010年2月に発表されたスピンオフのニュースリリースである。RhapsodyはRealNetworksの音楽配信サービスの名前であったが、2007年にMTV Networksと合弁でRhapsodyを運営するRhapsody Americaを設立して事業を分離した。そしてスピンオフさせて現在はRealNetworksとMTV Networksとは独立した企業となっている。その後、Spotifyの米国上陸やPANDRAやRdioなどが躍進する中、ストリーミング配信の先駆者であるRhapsodyは埋没した形で取り残されていた。サービスの充実には違いはないが、ライナーノーツを配信することで挽回できる状況では無いと思われる。

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