Spotifyが好調なのはAppleが一番良く知っている!?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Spotifyのアクティブユーザー数が1億人に達したようだ。spotifyには無料サービスと有料サービスがあり、そのどちらかのサービスを受けている会員が合計で1億人いることになる。昨年6月のアクティブユーザー数は7,500万人だったことから、この1年間で2,500万人増加したことになる。また、Spotifyは今年3月、有料会員数が3,000万人に達したことを明らかにしている。仮に現在の有料会員数がそのままであったとしても、アクティブユーザー中の30%は有料会員である。昨年6月の有料会員は2,000万人であり、有料会員の比率は27%であった。この1年間で有料会員比率も高くなっている。

広告
広告336

Spotifyの料金はiOSアプリのアプリ内課金で支払い・・・30%はAppleの収入となる

spotify

Spotify

SpotifyはApple Music移転阻止に成功した!?

つい先日、AppleはApple Musicの有料会員数が1,500万人を突破したことを明らかにした。Apple Musicは最初の3カ月間は無料お試し期間だが、3カ月経過後は有料となる。Apple Musicは開始後12カ月で有料会員を1,500万人としたが、Spotifyは今年の3月までの9ヵ月間で1,000万人増加させた。1カ月当たりの増加数は、Apple Musicが125万人に対してSpotifyが111万人となる。これだけ見るとApple Musicがやや優勢化のように見えるが、実際にはSpotifyがかなり健闘しているというのが実態である。Spotifyの有料会員の中にはiOSユーザーも含まれており、かなりのユーザーがApple Musicに移転したはずなのだ。にもかかわらず、SpotifyはApple Musicと遜色のない実績を残している。これはiOSユーザーも含めてSpotifyからApple Musicへの移転の阻止に成功したことを示しているだけでなく、有料会員比率を高めるという効果も生んでいる。

iOSユーザー動向を把握すると共に売上の30%を確保

この間、iOSユーザーでSpotifyの有料会員がどれだけいたのか、Spotifyを退会してApple Musicのユーザーになったのかならなかったのか、新規にSpotifyに入会したiOSユーザーがどれだけいるのか・・・・・等、Appleはすべてについて完全に把握している。何故ならば、iOSユーザーがSpotifyを利用しようとすると、iOS向けのSpotifyアプリをダウンロードする必要がる。ダウンロードはAppleが用意したApp Store以外からは出来ず、自動的にAppleは把握できる。また、Spotifyの有料会員の場合、iOS機器ユーザーはAppleが提供するアプリ内課金を利用するしかない。Appleは支払額の30%を手数料として徴収しており、Spotifyの利用状況を把握すると共にSpotifyの収入の一部を掠め取っていることになる。

Apple Musicの会員獲得目標は1億人!!

Appleは2014年5月、ヘッドフォンメーカーのBeatsを30億ドルで買収することを発表した。2014年はSpotifyがアクティブユーザーと有料会員を急激に伸ばしている最中であり、AppleのBeats買収を裏で促していたことは疑いない。Spotifyの有料会員は2014年5月に1,000万人に達しており、1年後の6月には2,000万人に倍増している。Appleは2,000万人の中にiOSユーザーがどれだけいるか正確に把握しており、アクティブユーザー中のどれだけが有料会員となったかも正確に知っていた。AppleはApple Music開始当初、会員獲得目標を1億人に置いていたとされている。SpotifyのiOSユーザー動向を分析する中、その目標が実現可能な数字であると確信したのであろう。しかし、現実にはその目標は程遠く、Apple Musicはこの秋には大規模なリニューアルが実施されることになった。

広告
広告336
広告336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする