SDカードの代わりになるiCloudフォトライブラリ

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iOS機器はSDカードスロットを搭載していないが、その代わりにAppleはiCloudと呼ばれるサービスを提供している。iCloudが提供する機能の中で、最も利用されているのはiCloudフォトライブラリではなかろうか。iCloudフォトライブラリを利用すると、iOS機器とWindowsパソコンの間で簡単に写真のやり取りが可能になる。iPhoneなどで撮影した写真は自動的にiCloudにアップロードされ、他のiOS機器やMacなどのほか、Windowsパソコンにもダウンロードされる。

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Appleは2011年10月からiCloudをデジタルハブの中心に据えているが、機能は今でも更新中でiCloudフォトストリームとiCloudフォトライブラリを併用

icloud-photo

iCloudフォトライブラリ

写真のやり取りはライトニングケーブルとiTunesが必要

デジタルカメラの場合、記録媒体としてSDカードを使用していることから写真をパソコンにコピーするのは簡単である。しかし、iOS機器の場合は内蔵メモリーに保存され、SDカードスロット自体を搭載していない。また、USBコネクタがついたライトニングケーブルが付属しているが、これでパソコンと接続してもパソコン側から直接iOS機器の写真をデータとして扱うことはできない。iOS機器にはパソコンのようにフォルダーにアクセスする機能は用意しておらず、個々のアプリが専用のデータ(フォルダー)にアクセスする仕組みになっている。iOS機器ではその役目はiTunesが担っており、パソコンとiOS機器間でデータのやり取りをする場合はパソコンにiTunesをインストールしなければならない。デジタルカメラのように、パソコンと接続してエクスプローラーで写真をコピー&ペースト・・・・というわけには行かない。

写真データの連携にはiCloudフォトストリームを提供

iTunesはAppleが用意しているコンテンツを扱うには必須のアプリケーションであり、これまでは多くのユーザーがパソコンにインストールしていた。しかし、Appleは2011年10月、iOS機器間でデータを連携させる仕組みを盛り込んだiCloudのサービスを開始した。それまではiOS機器間のデータ連携はパソコンを介して行っていたが、iCloud開始以降はiCloudがパソコンの役割を果たすことになった。Appleはこの機能を『iTunes in the Cloud』と呼んでおり、主役がiCloudとなったことを如実に表した用語となっている。Appleは写真データについては『iCloudフォトストリーム』を用意しており、パソコンとiOS機器間の写真データの連携をSDカード無しで実現させた。

2014年にiCloudフォトライブラリを追加

2014年9月にリリースしたiOS8以降、Appleは①iCloudフォトストリームに加えて②iCloudフォトライブラリの提供も行っている。両者の違いは実は良く分からなかったのだが、調べてみるとどうもAppleは将来的には①iCloudフォトストリームを止めて②iCloudフォトライブラリに一本化するつもりらしい。両者の大きな違いは①iCloudフォトストリームの保存には『1,000枚、30日間』という制限があるが、②iCloudフォトライブラリは『無料で保存できる容量は5GB』という制限に変わっているところにある。5GBを超える分は有料となるが、50GBで月額130円、200GBで月額400円、1TBで月額1,300円とかなり安い。また、こまめに消すことで5GB以下に保つことが可能であり、無料利用を続けることはそう難しくないと思われる。いずれにせよ、①iCloudフォトストリームは『1,000枚、30日間』以上になると自動的に削除されることから、写真のバックアップには利用できないサービスである。

iCloudフォトストーリームはiCloudフォトライブラリに統合される?

iOS機器で②iCloudフォトライブラリをオンにすると、撮影した写真やビデオがすべて iCloud に保管される。但し、その機器で撮影したものだけであり、パソコンからiTunesでコピーしたものはアップロードされない。アップローダされないけどiOS機器に残っていれば問題ないが、iOS機器からは消えてしまうようだ。iOS機器からiCloudに一旦アップロードし、その後に再度iCloudからダウンロードする仕組みになっているのだ。これはiOS機器とパソコンの直接やり取りを禁止し、文字通りiCloudをデジタルハブの中心に据えてパソコンを一つのデバイスとすることを意味している。iCloud本来の姿を示しており、どちらか一つが残るとすれば②iCloudフォトライブラリということになるだろう。②iCloudフォトライブラリに『1,000枚、30日間』という制限を選択できるようにすると、①iCloudフォトストリームと②iCloudフォトライブラリは一つに統合することが可能になる。

バックアップはパソコン側で行えば良い

パソコンの写真をiOS機器にコピーする場合、Windowsパソコンでは『Windows用iCloud』というアプリをappleのHPからダウンロードする必要がある。しかし、ダウンロードすると『ライブラリ>>マイ ピクチャ>>iCloud フォト』の下に『アップロード』、『ダウンロード』、『共有』という3つのフォルダが作られ、後は、iOS機器にコピーしたい写真を『アップロード』にコピー&ペーストするだけで良い。直ぐにiCloudにアップロードした写真がiOS機器に送られてくる。逆も同じであり、iOS機器で撮影した写真や動画は、撮影した途端にパソコンの『ダウンロード』に送られてくる。iOS機器にはデータ容量を低下させたものをダウンロードすることもできるが、パソコンにはオリジナルのデータが送られてくる。パソコンをオリジナルデータの保存場所とすることで、殆どのユーザーはiCloudを5GB以内で運用することが可能である。どうしてもバックアップが必要な場合、外付けのHDDを買い足すことで十分だろう。iCloudをバックアップ用途で使用しようとしない限り、5GBを超す容量を有料で購入する必要はない。

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