moraではハイレゾ以外のダウンロード数が落ちている

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音楽配信サービスmoraを提供するレーベルゲートは、12月21日に2015年の実績を元に分析した『2015年 音楽配信トレンド』を発表した。それによると、2015年はハイレゾ音源のダウンロード数が前年の3.15倍となり、全体としても前年比126%の伸びとなったとのことの。しかし、ハイレゾが3.5倍になったのに対し、全体では26%しか伸びなかったということは・・・・・普通音源のダウンロード数がのびなっかた・・・・いや、ひょっとすると前年を割っているんじゃなかろうか。

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ハイレゾ音源のダウンロード数は大きく伸びているが、普通音源のダウンロード数は前年割れとなっている可能性が高い

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High-Resolution Audio Image

2014年の中ごろの段階でハイレゾ売上は全体の10%を占めていた

レーベルゲートの発表数字は全体のダウンロード数とハイレゾ音源のダウンロード数の前年比だけであり、普通音源については触れらていない。しかし、この手の数字はどこかに仮の数字を置くことで簡単に全体の数字を予想することが可能になる。ここでは2014年のハイレゾ音源のダウンロード数を想定してみる。レコード協会は毎月『The Record』という機関誌を発行しているが、その2014年8月号でハイレゾの特集を行っている。その中でレーベルゲートは『ハイレゾ売上は配信売上全体の10%まで伸びている』ことを明らかにしている。『売上』と言っているので金額のことだろうが、ここではこれをダウンロード数とみなして考察する。つまり、2014年のハイレゾ音源のダウンロード数が10%(下表の①)だったとすると、下表の②の部分は以下のように簡単に求められる。

2015年 2014年
ハイレゾ音源 10×3.15=31.5 ①10
普通音源 ②126-31.5=94.5 90
全体 126 100

2015年、日本の音楽配信は定額制の聴き放題サービスとハイレゾ配信に2極分化

2次方程式を立てて解くことで、上記の①の数字の変化に応じた②の数字が求められる。くどくなるのでここでは結論だけ述べることにする。2次方程式を解くと、①の数字が12となったときに②の前年比は100%となり、12以上だと②は100を割ってしまうことが明らかになる。上の表の場合、①が10だと②は94.5となり、前年比は辛うじて100を超えて105となった。しかし、①の数字がチョット上がれば、②の数字は直ぐに100を切ってしまうことになる。レーベルゲートの『10%』は2014年8月号の記事であり、実績としてはそれ以前・・・恐らく2014年6月頃の数字と思われる。その段階で『10%』ということは、2015年の通算では10%を超えているのはほぼ確実だろう。つまり、ハイレゾ音源のダウンロード数は大きく伸びているが、通常音源のダウンロード数は落ち込んでいる可能性が高いのだ。2015年の日本の音楽配信は、定額制の聴き放題サービスとハイレゾ配信に2極分化していることが明らかとなった。

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