Scan and Match機能が無いGoogle Play Music日本版

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米国では2011年から提供されているGoogle Play Musicが、日本でも9月3日から利用できるようになった。Google Play MusicはApple MusicとiTunes Store、それにiCloudを合わせたサービスだが、手持ちの楽曲を自動でアップロードしてくれる機能は搭載していない。欧米ではScan and Match機能を搭載しており、パソコン内の楽曲をScanしてGoogle Play内の楽曲と照合、Matchした場合はGoogle Playの楽曲データを使用する。ユーザーの楽曲データをアップロードしないことから、アップロード時間を大きく短縮することが可能となる。

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日本ではScan and Match機能を無料提供することはまず不可能・・搭載しないことは予想通り

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Google Play Musicは音楽ロッカーサービスとして始まった

Google Play Musicは、当初はGoogle Musicという名称で2011年5月に米国でβ版のサービスがスタートした。無料のクラウドストレージサービスであり、ユーザー所有の楽曲を2万曲(現在は5万曲)までアップロードできた。アップロードした楽曲はパソコンやスマートフォンなどでストリーミング再生が可能であり、音楽に特化したクラウドストレージ・・・・所謂音楽ロッカーサービスであった。その後、同年の11月に正式版のサービスが始まったが、同時にAndroid Market(現在はGoogle Play)に1,300万曲を用意し、楽曲の購入にも対応させた。ストリーミングの聴き放題サービス(欧米ではAll Accessと呼ぶ)を追加したのは2013年8月であり、その時に現在のGoogle Play Musicが完成した。Googleはクラウドサービス企業であり、音楽の分野には音楽ロッカーサービスで進出したことがGoogleの本領を現している。

Googleは米国ではScan and Matchの機能を無料提供している

Google MusicがScan and Match機能を搭載したのは2012年12月であり、それまではアップロードにかなりの時間を要した。Appleは同様の機能であるiTunes Matchを2011年11月に実現させており、GoogleはAppleより1年遅れることとなった。しかし、AppleのiTunes Matchが年額24.99ドルの有料であるのに対し、GoogleのScan and Matchは無料で利用できる。また、iTunes Matchは25,000曲という制限があるが、Scan and Matchはその倍の5万曲となっている。iTunes MatchとScan and MatchにはMatchしなかった場合のアップロード方法に違いがあるのだが、無料と有料に分かれるほどの違いではない。Googleは、1年かけて米国のレーベルに無料とすることを認めさせたのであろう。

Scan and Matchの無料提供は日本では不可能

Google Play Musicが日本上陸を果たしたわけだが、予想通り日本版にはScan and Match機能は搭載されなかった。AppleのiTunes Matchは2014年5月に日本でもスタートしているが、料金は年額3,980円である。当時のレートの1ドル102円で計算すると、24.99ドルは約2,550円となる。日本では米国の1.5倍の使用料を支払うことでレーベルが了承したことになり、それだけ日本の権利者の立場が強いことを意味している。

従って、GoogleがScan and Matchを無料提供することは、日本ではまず不可能である。Googleが楽曲使用料を負担すれば可能かもしれないが、それはまずあり得ない。Google Play Musicを月額980円で提供するとなると、音楽のクラウドストレージサービスは無料とする他はない。従って、日本ではScan and Matchの搭載は見送らざるを得ないことになる。

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