3大メジャーと和解してサービス停止したGrooveshark

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米国でサービスを展開していたGroovedharkは、3大メジャーと6年にわたって裁判で争ってきた。米連邦地裁は先月、Groovesharkは著作権法に違反しており、レーベル側に7億3,600万ドルの被害があったことを認めた。そしてGroovesharkのサービス停止を条件に和解することが勧告され、サービスは謝罪文を掲示すると共に停止している。

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米国のDMCAにはセーフハーバー条項があるが、Groovesharkは免責されずに損害賠償を求められた・・・・サービス停止を条件に和解して解決

grooveshark

Grooveshark

GroovesharkはDMCAによる免責を主張

Groovesharkは音楽のストリーミング配信サービスであるが、Spotifyなどと違ってレーベルとのライセンス契約を締結していない。従って、レーベルとの係争が続いてきたわけだが、Groovesharkの主張の根拠となっているのは楽曲をアップロードしたのがユーザーであるというところにある。ユーザーがアップロードした楽曲が違法ファイルであった場合、米国では違法ファイル削除に適切に対応することでサービス事業者は免責されるという規定がある。DMCA(Digital Millennium Copyright Act)の中のセーフハーバー(safe harbor)条項と呼ばれるもので、Groovesharkは適切に対処していることから『レーベルとのライセンス契約は不要=楽曲の使用料は支払わない』と主張していた。

適切に対処しなかったMegauploadはサービス閉鎖

DMCAのセーフハーバー条項で思い出すのは、2012年1月に起きたMegaupload事件である。Megauploadとはオンラインストレージサービスの1種であるが、アップロードされたファイルはユーザー以外の誰もが利用できる。そのファイルが著作物の場合、権利者の許諾を得ていないものが大半となっており、違法コンテンツ配信の温床となっていた。権利者はMegauploadに対してファイルの削除を頻繁に求めていたのだが、『適切に対処』しなかったと思われる。アップロードされたコンテンツに対してリンクが貼られることになるが、削除要請があった場合はそのリンクのみを削除し、元のファイルは残したままにしていたようである。これにより、同じコンテンツをアップロードしようとすると、リンクのURLを発行するだけで済む。このような対処方法がDMCAの免責に当てはまらないとされ、Megauploadは逮捕者を出すと共に即日閉鎖された。Groovesharkの場合は裁判中もサービスを提供し続けており、Megauploadほど悪質ではないと判断されたものと思われる。また、和解に応じてサービスを停止したことから、7億3,600万ドルの賠償金を支払う必要もない。

後継サービスのMEGAはフツーのオンラインストレージに衣替え?

Megauploadは即日閉鎖に追い込まれたが、後継サービスはMegayploadの創立者によって1年後の2013年1月にスタートしている。MEGAというサービスだが、Megauploadの教訓から全てのファイルは暗号化されてオンラインストレージに保存される。違法ファイルがあったとしても、MEGAからはそれが分からないことになる。MEGAのサイトを見ると日本語化もされており、サービスは順調に提供されているようである。ファイルを暗号化しただけで中身はMegaupload同様のサイバーロッカーサービスと思っていたのだが、どうも普通のオンラインストレージサービスに衣替えしたようである。無料で50GBが利用できることから、無料で使用できる容量としては世界最大級のサービスとなっている。サイバーロッカーサービスについては以下の記事を参照されたく。

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