iTunes Matchは米国の1.5倍の料金で日本上陸

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今日、朝から去年3月に書いた下の記事のアクセスが増加し続けている。ひょっとして、と思って調べてみると、やはりiTunes Matchが日本でもスタートしていた。2012年中に日本でも開始されるといわれていたiTunes Matchだが、陽の目を見ないまま1年半が経過してしまった。著作権法上の問題から日本でのサービスインは難しいという意見も見られたが、私は権利者が受け取る使用料で折り合がつけばそんなに難しい問題ではないと思っていた。

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Matchした曲は新たな音楽配信になる

itunes-match

iTunes Match Image

iTunes Storeの楽曲とMatchするか否か

Appleは20122011年10月、iCloudと同時にiTunes in the Cloudのサービスを米国で開始した。また、翌11月にはiTunes Matchのサービスもスタートさせている。iTunes in the Cloudは、iTunes Storeで購入した楽曲をiCloud上に預かるサービスである。それに対してiTunes Matchは、iTunes Storeで購入していいない楽曲をiCloudに預かるサービスである。ここでは便宜上「預かる」と表現したが、楽曲データがiCloudにコピーされる訳ではない。ユーザーが持つ楽曲をiTunes Store内の楽曲と照合し、Matchした場合はiTunes Storeの楽曲を利用することになる。Matchしなかった場合は、ユーザーの持つ楽曲がiCloudにアップロードされる。ここで問題となるのは、Matchした場合の処理方法である。

iTunes Matchは権利者への使用料が発生

Matchした場合、ユーザーのデータはiTunes Storeのデータに置き換わることになる。この場合、ユーザー所有のデータの由来というか履歴というか良い言葉が見つからないが、要は自分のCDからリッピングしたものかそれとも違法にダウンロードしたものかは問われないということである。また、データの品質も問われることは無く、一律にiTunes Store品質に置き換わることになる。そして最大の問題は、Matchした楽曲はユーザーがiTunes Storeからダウンロードしたことになる、という部分である。当然、権利者への使用料の支払いが発生し、米国では年間24.99ドルの有料サービスとなっている。

日本の料金は米国の1.5倍

ご承知のように日本では権利者との交渉が難航したわけだが、権利者にとっては新たな収入源となることからサービス自体に反対するハズはない。使用料の金額の問題であることは明らかであり、Appleの提示額を権利者側が受け入れなかったに過ぎない。それが今回明らかになった日本における年間の料金の3,980円と米国の24.99ドルに現れている。1ドル102円とすると24.99ドルは約2,550円であり、日本は米国よりも約1.5倍の料金となっている。権利者が渋々なのかホクホクなのかは分からないが、米国の1.5倍の料金とすることでAppleと手を打ったということだ。そしてそのことに1年2年半を費やしたということにもなる。

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