ハイレゾ音源をe-onkyoからダウンロードしてみた

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ハイレゾ音源の配信を2005年から手がけているe-onkyoは、サイトで無料のサンプル音源をダウンロードできるサービスを提供している。曲は、チャイコフスキー作曲の弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」第1楽章。一口にハイレゾ音源と言っても、そのファイル形式は様々である。また、そのファイル形式に応じた再生プレーヤーが必要なことから、パソコンに最初から入っているWAVファイルをダウンロードした。

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ハイレゾ音源を楽しむにはDAC購入が必須

download

e-onkyo Download

e-onkyoではDSDファイルも配信している

上のキャプチャー画像がダウンロードサイトであるが、ファイル形式は「DSF 2.8MHz/1bit」を選んでいる。これはCDの4倍の情報量を持つSACDと同等の音質となるものだが、e-onkyoは従来のハイレゾ音源に加えて更に高音質なDSD(DSFと呼ぶこともある)音源の配信も行っている。ハイレゾ音源を再生する場合、そのファイル形式に応じた再生ソフトが必要となる。MP3やWMA(Windows Media Audio)などは良く知られたファイル形式だが、収録された音源を再生するのにはそれぞれに応じた再生ソフトが必要であるのと同じことだ。e-onkyoのサイトでは用意しているファイル形式ごとの再生ソフトも紹介しており、ダウンロードサイトへのリンクも貼ってある。私の場合、新たにダウンロードするのが面倒なのでパソコンに最初から入っているWMP(Windows Mdia Player)を利用することとした。

試しにWAVファイルをダウンロード

選択したのは、CDの3.3倍の情報量を持つ「96KHz/24bit」。これはWAVファイルと呼ばれるもので、CD音源をパソコンに保存する時に使われるファイル形式である。音楽CDから音楽を切り出す時(リッピング)に使われる形式で、再生ソフトはすべてが対応しているファイル形式である。無料サンプルファイルの容量は約380MBであることから、ダウンロードには1~2分しかかからない。そしてファイルをダブルクリックすると、自動的にWMPが動き出して曲が再生される。しかし、これではハイレゾ音源をダウンロードしたことの意味はまったく無いと言わざるを得ない。パソコンはオーディオ機器としても使えるようになっているのだが、高音質で聞けるようには作られていない。ここでポイントとなるのは、DACと呼ばれる機器の性能である。

DACはパソコンにも搭載されているが・・・・・

DACはDigital/Analog Converterを略したもので、日本語にするとデジタル・アナログ変換機(回路)と呼ばれている。スピーカーはアナログ機器であり、デジタル信号をアナログ信号に変換して送り込む必要がある。そもそも音楽はアナログであり、マイクで拾った音をAnalog/Digital Converter(ADコンバーター)を使ってデジタル化している。それを音の出口で元のアナログに戻しているのである。余談だが、デジタルテレビの音声がアナログテレビより少し遅れて出てくることに気が付いた人がいると思うが、その理由はデジタル音声をアナログ音声に転換するための時間が必要だったことによる。パソコンの音声出力もアナログで行っているのは当然であり、パソコンにもDACが搭載されている。しかし、その性能は最小限度のものでしかなく、ハイレゾ音源で利用できる代物ではない。上でハイレゾ音源を利用した意味が無いと書いたのは、その違いが分かる性能を持っていないDACを使用したところにある。

余計なことを書いてしまった。取り消し線を引いた部分、間違ってます。実際は音声だけでなく画像もアナログ放送より遅れます。そのことに気付いて以下の記事を書きました。

ハイレゾ音源で脚光を浴びるDAC

AppleのiTunes Music Storeのサービスがスタートしてから、音楽は圧縮したデジタル音源で聞くことが一般的となった。しかし、デジタル音楽を圧縮しないで良い音で聞きたいというニーズは以前から存在しており、英国の高級オーディオメーカーのLINNなどはそれらのユーザー向けの製品を多数発売している。また、ピュアオーディオの世界の再来を夢見るオーディオメーカーは、PCオーディオやネットワークオーディオという新しいジャンルでの生き残りをかけようと必死で頑張っている。それらのオーディオメーカーにとってハイレゾ音源の興隆は、新しい機器が脚光を浴びる世界となる。その代表選手となるのが、デジタル音源をアナログに戻すのに必須となるDACに他ならない。

USBオーディオとネットワークオーディオ

下の画像は、クリプトンのDAC内蔵アクティブスピーカーKS-3 HQMである。所謂PCスピーカーであるが、DACを内蔵して高音質化しているので価格は約9万円と高目となっている。パソコンのイヤホンジャックに接続するとパソコンのDACを通すことになることから、パソコンとはUSBで接続する。従って、この種の製品はUSBオーディオとも呼ばれており、ハイレゾ音源を利用するオーディオの一つのジャンルとなりつつある。もう一つのジャンルは、ハイレゾ音源をネットワーク上のストレージに置くネットワークオーディオである。前者の場合はパソコンが必須となるが、後者の場合はパソコンは不要である。

crypton

Crypton KS-3 HQM

ハイレゾ音源でDACが必須となった

ハイレゾ音源の出現により、我々はCD音質以上のマスターテープレベルの高音質音源を手に入れることが可能となった。そこでは音質を大きく左右するDACの存在が必須となり、ユーザーはそこに新たに資金を投入することになる。また、その違いを更に見極めるために高音質(同時に高額)なスピーカーやイヤホンを手に入れることになるのだが、そこはアナログの世界でこれまでにも存在したジャンルである。更に言うと、DACはデジタルとアナログの分岐点であり、デジタルとアナログの両方の技術が求められる。デジタルの世界は誰もが活躍できる領域となっているが、アナログの世界は持てる高度な技術がものを言う領域である。花が咲くか否かは分からないが、オーディオメーカーが躍起となって取り組まざるを得ない分野であることは間違いない。

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