Squareで本格化した日本のモバイル決済サービス

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スマートフォンやタブレット端末でクレジットカード決済するサービスをモバイル決済と呼ぶが、米国では2009年にTwitterの共同設立者であるJack Dorsey氏がSquareというサービスを提供している。直ぐにも日本で提供されると思っていたが、国内では楽天やソフトバンクなどが先行し、Squareの登場は昨年の5月にまでずれ込んだ。

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モバイル決済サービスのバックに控える3キャリア

square

Square

国内サービスの手数料は3.25%

Squareのサービスは、これまでは米国とカナダのみで提供されてきた。昨年の5月に日本に進出したが、Squareのサービスが北米以外で提供されるのは初めてのことらしい。2012年9月に三井住友カードと資本提携しており、それを戦略的業務提携に発展させて2013年5月からSquareのサービスを日本で本格展開することとなった。Squareは、切手サイズの正方形(Square)の端末Square Reader(上の写真参照)からネーミングされた。スマートフォンなどのイヤホンジャックに差し込むだけでクレジットカードリーダーとして使うことができる。Square Readerや専用アプリのSquare  Reji、データの解析ツールなどは無料で利用でき、費用は1回ごとの決済で3.25%の手数料が発生する。

Squareが最後に参入してそろい踏み

モバイル決済サービスは、国内では2012年後半から幾つかのサービスが開始されている。先陣を切ったのは、2012年12月に参入した楽天であった。その後、2013年に入って本格的な動きとなっており、ソフトバンクとPayPalが提携して設立した日本PayPalが提供するPauPal Hereが続いた。日本PayPalは、2012年中に一部の小売店で試験運用していたが、3月に本格展開を開始した。また、ベンチャー企業のコイニーは、クレディセゾンと提携して4月から本格的に展開している。Squareは、それら3社に続いての展開となる。2月には三井住友カードがコイニーと提携するとのニュースが流れたが、実際の提携相手はSquareであった。例によって日経新聞が流したものだが、ネタ元はコイニー側なのか三井住友なのかは不明である。

Squareがモバイル決済の価格破壊

ここで気が付いたのは、先行した日本PayPalとコイニーの手数料が発表時とは異なっていることである。楽天は当初は4.9%、日本PayPalは5%、コイニーはそれより1%下げた4%、を発表していた。それに対してSquareは、驚くなかれ3.25%を提示してきたのである。その後、先行3社はいずれも3.24%に修正することを余儀なくされており、これら4社の手数料はほぼ横並びとなっている。しかし、Squareの北米での手数料は2.75%であることから、事前に先行3社より低い手数料を提示してくることを予測できなかったのであろうか。後出しじゃんけん的な要素が強いが、先行3社のイメージ的には大きなマイナスとなったのは間違いない。

ドコモもいち早くモバイル決済に参入していた

楽天は、技術面と販売ルートの面でKDDIと提携した。日本PayPalはソフトバンクのバックアップがある訳だが、ドコモはどこにも関わっていないのだろうか。そっちの方面から調べてみると、ドコモは三井住友カードに出資しているようである。また、リンク・プロセッシングという企業が]提供しているモバイル決済サービスであるAnywhereで提携しているとのこと。2012年9月に報道発表されている。AnywhereはドコモのAndroid搭載端末で利用できるサービスであり、クレジットカードだけでなくポイントカードやプリペイドカードなどの決済や領収証発行などができるサービスらしい。ドコモはiモードで課金がらみのサービスのおいしさを知っていることから、スマホ時代にたっても乗り遅れるはずがないと思っていた・・・・予想通りであった。

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