iTunes Wi-Fi Music Store

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3G回線でのダウンロードが可能に

Macworld Conference & Expo 2009ではもう一つ、iTunes Storeの大きな変更点が発表された。iPhoneとiPod touchはiTunes Wi-Fi Music Storeから直接楽曲をダウンロードできたが、Wi-Fiのみでしかダウンロードできなかった。iPhone 3GでiTunes Wi-Fi Music StoreにWi-Fiでアクセスすると、楽曲のダウンロードを含めすべての機能が利用できた。しかし、3Gネットワークでアクセスすると画面に利用できない旨のメッセージが表示され、楽曲の検索やダウンロードはできなかった。今後はiPhone 3Gユーザーは、Wi-Fi環境がなくてもiTSの楽曲をiPhone 3Gに直接ダウンロードできるようになる。但し3G経由でのアクセスの場合、ダウンロードできるのは10MBまでの楽曲になる。

macworld

Macworld2009

日本ではすぐに遮断される

米国では、3G回線経由のサービスは即日可能となった。しかし、日本では発表直後に利用可能となったが、すぐに利用できなくなった。インターネットでの音楽配信と電話回線での3G回線での音楽配信は別のサービスであり、インターネット音楽配信であるiTSがiTunes Wi-Fi Music Storeとしてサービスを提供するのはなんら問題はない。しかし、3G回線でそれを利用する場合、レコード会社から新たな許諾を得る必要がある。Appleは許諾を得られなかったのは事後の動きから明らかであり、問題は一時的に利用できるようにしたのはAppleなのかソフトバンクなのかという点である。あるいは両社の意向であったのかもしれないが、開始直後にレコード会社からのクレームを受けて中止したものと思われる。

日本の音楽配信は着うたフル

日本のレコード会社はAppleのiTSから3G回線でのダウンロードを認める訳にはいかない理由があった。着うたフルである。着うたフルは1曲210円から420円で売られており、日本の音楽配信市場の約9割を占めている。iTSの価格は1曲150円と200円となっており、3G回線を使用してもこの価格で販売されることになる。着うたフルの価格が値下げに追い込まれるのは必至であることから、音楽配信の金額市場が大きく縮小するのは間違いない。日本は欧米同様、音楽パッケージの市場は縮小してきた。しかし、音楽配信が音楽パッケージの減少分を穴埋めしてきたことから、何とか一定の規模を維持してきていた。iTSに3G回線でのダウンロードを認めることは、その状況を大きく悪化させることにつながる。

日本で欧米同様に3G回線での利用が認められたのは、やはりiTSが欧米のサービスと遜色ないものに変更された2012年2月22日まで待たなければならなかった。

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