音楽レコメンドサービスiTunes Radio

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Appleは6月10日(米国時間)、かねてから噂されていたストリーミング音楽サービスを今秋に米国で開始することを発表した。サービス名は事前に予想されていたiRadioではなく、iTUnes Radioというものであった。また、音楽のストリーミング配信サービスではなく、PANDORAのようなインターネットラジオサービスであった。

Appleが米国で開始するiTunes Radio

Appleが米国で開始するiTunes Radio

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iRadioはiTunes Storeに導くレコメンドサービス

Googleはサブスクリプション型のストリーミング配信

Googleは先月に米国でGoogle Play Music All Accessという音楽ストリーミングサービスをスタートさせたが、こちらはサブスクリプションの音楽配信サービスである。AppleのiTunes Radioとは異なり、月額9.99ドルで聴き放題となる。iTunes Radioの方は、音声広告が入るが無料で利用できる。但し、iTunes Match会員の場合は広告は入らない。iTunes Matchはサブスクリプションサービスであり、月額は24.99ドルである。

Appleは以前からストリーミング参入を検討

Appleがストリーミングサービスを開始するかもしれないという話は、実はかなり前から存在していた。その可能性が一番高かったのは、2009年にストリーミングサービスを展開していたLalaを買収した時であった。米国では2012年にストリーミング配信が急成長し、2013年に入ってAppleやGoogleの参入が噂されるようになった。Appleのサービスはインターネットラジオではなく、Google同様のストリーミング配信との見方もあったが、事実はiRadioならずiTunes radioというインターネットラジオであった。

iTunes Music Storeは買取型のサービスで席巻

AppleのiTunes Music Store(現在はiunes Store)は、2003年4月から提供されている買取型の音楽配信サービスである。それまで米国で展開されていた音楽配信サービスは、期限内に一定のサービスが受けられるサブスクリプション制のサービスが主流であった。しかもダウンロードした楽曲をPD(Portable Device)に持ち出すことに大きな制限が加えられていたことから、iTunes Music Storeは当時としては画期的なサービスであった。で好きな曲を好きなだけダウンロードし、その全てがiPodで持ち出すことが可能なサービスだったのである。

クラウド端末でストリーミングの可能性拡大

何時でも、何処でも、どんな端末でも音楽を聴くことができるのは、5年前までは音楽をダウンロードすることが必須であった。ダウンロードした楽曲を様々な端末に転送することでそれが可能となったのである。しかし、端末自身がインターネットに接続できるクラウド端末の時代になると、端末内に音楽データが存在することは必須ではなくなってしまった。ストリーミング配信やストリーミングラジオが利用される環境が整ってきており、欧米ではストリーミングサービスが花盛りという状況になっている。

ストリーミング配信ではなくストリーミングラジオを選択

ストリーミングラジオは無料サービスであることが多いが、ストリーミング配信はサブスクリプションサービスとして提供されるのが一般的となっている。これはストリーミング配信が目に見える形で音楽が手元に残るものではなく、従量課金になじまないことがその理由としてある。しかし、サブスクリプションサービスには大きな欠点が存在する。会員期間中は無制限に音楽を聴くことができても、会員でなくなったとたんにどの音楽も聴けなくなるのである。そのことを十分に承知しているAppleは、サブスクリプションのストリーミング配信ではなく、無料のストリーミングラジオをスタートさせたのである。iTunes Radioで聴いた曲はワンクリックでiTunes Storeからダウンロードできる。つまり、iTunes Radioは、ユーザーをiTunes Storeに呼び込むために提供される音楽のレコメンドサービスに他ならない。

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