Megauploadの後継サービスMEGA

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2013年1月19日(米国時間)、昨年の同じ日に米司法省とFBIに摘発され、閉鎖されていたMegauploadの後継サービスとなるMEGAがスタートした。MEGはMegauploadの創設者であるKim Dotcomが新たに開設したオンラインストレージサービスであり、開始初日に登録者が100万人を突破したことを自宅の第豪邸で開いたローンチイベントで発表した。

MEGAのサイト

MEGA

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MEGAがMegauploadで学んだこと

無料で50GB利用できる・・・バンド幅は不明

無料で使えるストレージの容量が50GB、これはDropboxの2GB、SugarSyncの5GBとは比べ物にならないほどの大容量である。有料会員の場合、ProⅠプランだと9.9ユーロで500GB、ProⅡプランだと19.99ユーロで2TB、ProⅢプランで29.99ユーロ4TBに増量される。基本的にはMegaupioad同様、有料会員を増加させることでビジネスとして成立させようというものである。但し、Megauploadのようなサイバーロッカーサービスの大興隆を招いたアフィリエイトプログラムは、現時点では採用していないようである。また、バンド幅はProⅠが1TB、ProⅡが4TB、ProⅢが8TBと明記されているが、無料サービスの方は明記されていない。バンド幅とは1秒間に転送できるバイト数のことであり、数字が高くなるにしたがって転送時間が短くなる。Megauploadなどでは有料に比べて無料の場合は格段に遅くなっており、MEGAの場合も同様の仕組みと思われる。
*2013年2月13日時点で1ユーロは125円

スピード違反をしたから高速道路を閉鎖

Megauploadの場合、アップロードされていたコンテンツの大半が著作権に違反したものであり、それがダウンロードされるのをMegaupload側が助長したことが摘発の理由と思われる。このことをSteve Jobsと共にAppleを創設したSteve Wozniakは、Megauploadを高速道路、違法ファイルをアップロードしたユーザーをドライバーに見立てて「誰かが高速道路でスピード違反をしたからといって、高速道路自体を封鎖するのか?」と発言したとされている。この発言はサイバーロッカーサービスの法的な本質を突いており、言いえて妙な発言である。但し、Meguploadが違法ファイルの削除に積極的でなかったのは事実であり、そこが問われて摘発されたのは止むを得ないだろう。

違法ファイルの削除に手抜かりがあった

Megauploadは著作権者からの違法ファイル削除要請に対し、指摘されたファイルへのURLのみの削除しかしていなかった。Megauploadなどのオンラインストレージサービスは、データの重複を避けてストレージ容量を無駄に使わないようにしている。したがって、一つのファイルに複数のユーザー用のURLが発行されていることが多い。その内の指摘されたURLを削除しても、ファイル自体は残っているし、別のURLでたどり着くことは可能なままとなる。

中身は知らない・・・全てアップローダーの責任

Megauploadの失敗を踏まえ、Megauploadの後継サービスMEGAには強力なファイル暗号システムを導入した。これの最大のキモは、暗号解読キーはMEGA側には無いというところにある。暗号解読キーはアップロードしたユーザー側にしかなく、アップロードされたファイルの中身が何なのかはMEGAでは分からないのである。ファイルの中身が違法もしくは猥褻なコンテンツであっても、それを事前にMEGAが知るすべはまったく無い。アップローダーに発行したURLをどのように配布されたとしても、それは全てアップローダーの問題であり、MEGAがその責任を追及されることはありえないというものである。音楽の分野ではAppleのMusic MatchやAmazonの米国仕様のCloud Driveなど、国内でまだ実施されていないサービスがある。サイバーロッカーサービスはポルノの分野が中心であり、あまり表に出ることは無かった。しかし、基本的にはオンラインストレージと著作権の問題であり、今後のMEGAの動向は注目に値する。

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