サイバーロッカーMegaupload

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サイバーロッカーサービスというのがあることを初めて知った。インターネット上のストレージを借りる所謂オンラインストレージサービスなのだが、欧米では通常のサービスとは区別してサイバーロッカーサービスと呼んでいるらしい。2012年2月、最大手のサービスであったMegauploadに米司法省と連邦捜査局(FBI)の捜査が入って運営者7人が起訴され、サイトは閉鎖されるという事件があった。

megauploard

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Megauploadは違法ファイル共有サイト

コンテンツの大量ダウンロードでビジネスが成立

通常のオンラインストレージサービス同様、ユーザーは自分のコンテンツをMegauploadなどのサイトにアップロードすることができる。この時、アップロード先のURLが発行されるが、それをオープンにすることを前提として提供されたのがサイバーロッカーサービスである。通常のオンラインストレージサービスは、アップロード先のURLをクローズ、もしくは特定の相手だけにオープンとするものが多い。サイバーロッカーサービスの場合、自分で運営するサイトやファイル共有サービスサイトなどでURLをオープンにし、アップロードしたコンテンツが、ダウンロードされることでビジネスが成り立つようになっている。コンテンツを大量にダウンロードする場合、無料会員でいるよりは有料会員となる方が良い結果を生む仕組みが用意されているのである。

アップロードされたのは、ほぼ全てがポルノで占められていた

Megauploadのようなサイバーロッカーサービスは、Easy ShareやMediaFire、RapidShare、FileServe、Hotfileなどのように多くのサービスが乱立していた。これらのサービスの共通の特徴は、アップロードされているコンテンツがコミックや動画などで占められていたことである。ジャンルとしては、ほぼ全てがポルノであった。有料でも利用したいという最大の動機は、得られるコンテンツがポルノであったところにある。

無料会員向けの多様なストレスプログラム

Megauploadは無料でも利用できるが、有料だとアップロードできる容量が無制限となる。但し、有料無料の最大の違いは、アップロードではなくダウンロードする場合に顕著に現れる。ダウンロードする場合、無料会員は様々なストレスを感じるように作られていたのがサイバーロッカーサービスなのである。ダウンロードページに行く前に画像に表示されたアルファベットの入力を求められることや、ダウンロードボタンをクリックできるようになるまでに1分、中には10分待たなければいけないサービスもあった。ようやくダウンロードできるようになっても、回線速度を大きく抑えられことになる。また、次のダウンロードに行く前に10分待たなければいけないとか、1日にダウンロードできる容量に制限が設けられるなど、金を払ってストレス無しにダウンロードしたいと思わせる多様なストレスプログラムが数多く用意されているのである。月額は日本円で千円程度であることから、コンテンツを大量に集めたいユーザーは有料会員となる道を選ぶことになる。

競争を過熱させたアフィリエイトプログラム

Megauploadなどのサービス事業者にとって最も望ましいのは、有用会員となってまでもほしいと思わせるコンテンツをアップロードしてくれるユーザーが数多く存在することである。そこで登場したのが、サイバーロッカーサービスにおけるアフィリエイトプログラムであった。これはアップロードしたコンテンツのダウンロード実績に応じて報酬を支払うというもので、コンテンツの料と質をユーザーの努力によってより高めようとするものであった。これによってアップローダーはコンテンツの収集に狂奔し、より高い報酬を提供してくれるサイバーロッカーサービスに移動する事態を生んだ。しかし、それが米司法省とFBIの目をつけられる結果となり、Megauploadの閉鎖に繋がったのである。この事件以降、ほとんどのサイバーロッカーサービスがアフィリエイトプログラムを停止したとされている。

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