日本仕様のCloud Player開始

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Amazon.co.jpは11月15日(日本時間)、日本でAmazon Cloud Playerのサービスを提供すると発表した。また、Amazon.comは 同日(米国時間)、「Amazon Cloud Drive Comes to Japan」と題したプレスリリースを発表した。Cloud PlayerとCloud Driveは米国で2011年3月から提供されているサービスだが、米国では両者は一体となって提供されている

注:開始当初はCloud DriveとCloud Playerは一体として提供されていたが、現在は分離されている

Amazon Cloud Player

当初は一体となって提供されていたCloud DriveとCloud Player

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日本仕様のサービスに転換

Cloud DriveからCloud Playerを切り離す

米国ではクラウドストレージサービスであるAmazon Cloud Driveに預けた音楽が、10台までの端末でストリーミング再生できるCloud Player機能付きで提供されている。音楽は自分で保有している楽曲のほか、Amazon MP3で購入した楽曲の場合は自動的に保存される。これが本来のCloud Driveのサービスだが、日本の場合は米国仕様のCloud DriveからCloud Playerの機能を取り外し、それぞれを別個のものとした日本仕様のサービスとなっている。具体的にどう違うかというと、音楽のストリーミング再生ができるか否かというところに表れている。

日本版Cloud Player⇒Amazon MP3で購入した楽曲が10台の端末でストリーミング再生できる

日本版Cloud Drive⇒ユーザー所有の音楽を預けることはできるが、ストリーミング再生はできない

Amazon Cloud PlayerはAppleのiTunes in the Cloud

本来、Cloud Driveに組み込まれれていたCloud Playerを分離し、日本では別々に提供することになる。しかも、日本ではCloud Playerのみをプレスリリースし、Cloud Driveは米国で英文のプレスリリースをするというかなり変則的なことを行なっている。このことは、AppleがiTunes Matchの開始準備を行なっていることとあわせて考えると、裏に何かあるのではと思いたくなる。AppleのiCloudはiTunes in the CloudとiTunes Matchの二つに分けられるが、Amazonの二つのサービスは以下のように対比できる。

AppleのiTunes in the Cloud=購入した楽曲を同期=Amazon Cloud Player

AppleのiTunes Match=購入していない楽曲の同期=Amazon Cloud Drive

という関係になる。AppleはiCloudのサービスを2011年10月から米国で開始したが、日本ではiTunes in the CloudとiTunes Match共に提供されなかった。iTunes in the Cloudは今年の2月に提供が始まったものの、iTunes Matchについては年内開始予定が伝えられていたが、現時点ではスタートしていない。但し、先週からAppleがiTunes Matchの国内展開を準備中、としてネット上で話題となっていることは先日記事にしたばかりである。

⇒iTunes match日本上陸?

Amazonは見切り発車か?

AppleがiTunes in the Cloudの準備を進めているとすると、著作権者との交渉が大詰めに来ていることが予測される。しかし、だとすると何故Amazonは米国仕様のAmazon Cloud DriveからAmazon Cloud Playerを切り離して先行スタートさせたのかが疑問となる。Amazonの行為は交渉がまとまらないと判断、問題となっている部分を切り離し、了解が得られているCloud Playerのみ見切り発車したことを物語っている。iTunes Matchの日本上陸を期待する声が強いが、Amazonの見切り発車はそれに暗雲がかかって来たことを匂わせている。

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