mora全面リニューアル

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レーベルゲートは10月1日、音楽配信サービスmora(モーラ)を全面的にリニューアルし、moraの後に「WALKMAN公式ミュージックストア」をつけた。レーベルゲートの発足は2000年であったが、12年が経過してようやくサービス内容に合致したサービス名称とすることができた。

mora

mora Renewal

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DRMフリーの音楽配信に変身

WALKMAN公式ミュージックストア

これまで、moraはWALKMAN向けの音楽配信サービスであったにもかかわらず、そのことは表に出さないようにしてきた。しかし、moraは名実共に「WALKMAN公式ミュージックストア」であったのである。しかし、今回のリニューアルでDRMフリーとしたことから、新しいmoraからダウンロードした楽曲はAAC方式をサポートしているPDであればどの製品であっても再生することが可能となった。つまり、WALKMAN専用でなくなったにもかかわらず、サービス名に「WALKMAN公式ミュージックストア」を加えたことになる。

同じAACでもAppleとは少し違っている

今回のリニューアルでDRMフリーとしたが、エンコーディングは320kbpsのAAC(.mp4)である。Appleは同じAACだが256kbpsのAAC(.m4a)となっており、iPod touchやiPhoneで使用する場合はiTunesで変換する必要がある。コーデックは同じAACだが、ファイル形式(データの収納方法)が異なっているということらしい。ただ、iTunes StoreでダウンロードしたDRMフリーの楽曲は、WALKMANでそのまま聴くことができるというところがややこしい。しかし、moraでダウンロードした楽曲がそのままではAppleの端末で利用できないことは、「WALKMAN公式ミュージックストア」という名称が間違っていないことを示している。

あのSMEがDRMフリー?

レーベルゲートは、資本の9割近くをSMEが所有している。moraがDRMフリーを採用したことは、SMEがDRMフリーに方針を転換したことを意味している。SMEはCCCDに積極的に取り組んだレコード会社であり、CD焼付回数やPDへの転送回数でAppleに折り合わず、未だにiTunes Storeに楽曲を提供していないレコード会社である。デジタル音楽のコピーを異常に嫌っていたのが、何故?。というのが大方の反応であろう。

これまではDRM付きで問題なし

DRMフリーの音楽配信は、日本でもAppleが2007年5月から行なっている。但し、DRMフリーの楽曲を提供しているのは大手ではEMIミュージックジャパンのみであり、ほとんどのレコード会社は応じていない。
また、日本の音楽配信は携帯電話向けが9割近くを占めており、それらは全てDRM付きのサービスとなっている。一方、携帯プレーヤーはSonyのWALKMANとAppleのiPodが合計で9割以上を占めており、共に音楽配信サービスが提供されている。つまり、DRMで縛られていてもほとんど問題ないという状況が続いてきたのである。

携帯電話のスマホ化で大変動

しかし、2008年から大きな動きが始まった。その契機となったのは、AppleのiPhoneの登場である。2009年にはAndroid搭載スマートフォンが加わり、現在は日本で発売される携帯電話端末はスマホ一色という状況になっている。
携帯電話のスマホ化により、端末の仕様を決めるのがキャリアから端末メーカーに代わることとなった。音楽配信で言えば、これまでは自社仕様の着うたフルのダウンロード機能を端末に載せることを端末メーカーに強制できたが、スマホの場合はキャリアにそれだけの力はなくなってしまった。

避けられなくなったDRMフリー

スマホはWi-Fiを搭載していることから、インターネット上の音楽配信サイトを自由に利用することが可能である。また、配信サイトは、スマホ用アプリさえ用意すれば通常のパソコン向け音楽配信サービスをスマホ向けのサービスにすることができる。インターネット上の音楽配信は欧米ではDRMフリーが当たり前となっており、日本のiTunes Storeでも今年の2月からDRMフリーの配信がスタートしている。GoogleやAmazonがDRMフリーの音楽配信で進出してくるのは時間の問題であり、レーベルゲートもDRMフリーに踏み切らざるを得なかったのである。

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