iPhone 7/7 Plusがメインとなった9月7日(米国時間)のイベントだが、Apple Musicの有料会員数が1,700万人を超えたことも発表された。今年1月に1,000万人を突破して以降、Appleは様々な方法で有料会員数を公表してきた。その内容をみると、下記のように1カ月にほぼ100万人というペースで増加し続けている。この勢いが続くと、年内に2,000万人を突破するのは確実と思われる。
9月13日のApple Musicリニューアルで有料会員2,000万人突破は確実に!?
今年の1月以降、Apple Musicの有料会員数は下記のように推移してきた。6月まで月100万人増というペースを維持してきたが、6月以降は1カ月で80万人というペースに落ちている。しかし、今年はあと3.7カ月残っており、月80万人というペースを維持できれば約300万人増となる。年内2,000万人突破が実現する可能性が見えてきた。
- 2016年1月13日 1,000万人
- 2016年2月12日 1,100万人
- 2016年4月27日 1,300万人
- 2016年6月20日 1,500万人
- 2016年9月 7日 1,700万人
Appleは6月に行われたWWDCでApple Musicの大幅リニューアルを発表しており、iOS 10の公開と同時スタートが見込まれている。iOS 10のリリース日は9月13日(日本は9月14日)と発表されており、9月16日発売のiPhone 7/7 Plusに合わせている。Apple Musicのリニューアルが実施された場合、有料会員の増加スペースが高まることは間違いなく、2,000万人突破が年末より早まる可能性がある。Apple Musicは順調に有料会員数を伸ばしてきたように見えるが、Spotifyの勢いは弱まるどころか逆に強まっている。Appleは今回のリニューアルでSpotifyに深刻な打撃を与えることを期待しており、それが実現するか否かは興味が尽きない。