EコマースとRakuten Musicは融合できるのか?

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LINE MUSICにAWA、Apple Music、Google Play Music、そしてAmazonのPrime Musicと出尽くした感のある日本の聴き放題サービスだが、7月に日本でもスタートするはずだったSpotifyがでてこない中、楽天が新たに乗り出してきた。そのコンセプトは、『デジタル音楽配信とEコマースの融合』とのこと。同じようなことはGoogleが米国で2011年に始めたGoogle Musicで行っており、1,300万曲が聴き放題できると共にダウンロード購入ができた。こちらはデジタル音楽のダウンロードだが、楽天の場合はフィジカルのCDという違いがある。

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CDを購入する人たちは音楽の聴き放題サービスを利用することは無い!?

rukuten-music

Rukten Music

無理に後付したコンセプト??

Rakuten MusicはCDのオンラインショップである楽天ブックスと一体となったサービスであり、気に入った曲があればCDをクーポンつきで購入できる。しかし、確実にいえることは、楽天ブックスにあるCDが全て聴けるわけではないことである。聴き放題サービスで使用できる楽曲は新たに許諾を得る必要があり、CD化された楽曲が全て配信可能とはならない。つまり、楽天が掲げたコンセプトは無理やり後付したものであり、後発サービスとして苦肉の策といえる代物である。鳴り物入りで始まったLINEやAWAが苦労していることは知る人ぞ知る状況にあり、楽天も掴んでいることは間違いない。それでも参入せざるを得ない事情があり、無理やりRakten Musicをスタートさせたのであろう。

Yahoo!とAmazonに追われて窮地にある楽天??

楽天は殆ど利用したことが無かったので知らなかったが、各社が始めたITサービスに後追いで参入し続けているらしい。また、その成果が出ない場合、直ぐに撤退することを繰り返しているとのこと。Rakuten Musicスタートと共に、楽天レンタルや楽天オークションがサービス停止となる。楽天は日本のEコマースの世界ではトップに位置していたが、このところYahoo!やAmazonに激しく追い上げられているらしい。Business Jounalは今年3月に『楽天、失速鮮明で危機!ヤフーとアマゾン、怒涛の攻勢であっさり逆転、売上トップ交代目前』という記事を出している。業績を上げられる可能性のあるものには何でも首を突っ込まなければいけない状態にあり、かなりあせっているのは事実だろう。

実現する見込がない『デジタル音楽配信とEコマースの融合』

しかし、聴き放題サービスの場合は一つ、気をつけなければいけない問題がある。Rakuten Musicも最初の1カ月間は無料お試し期間となるが、その間はユーザーの料金は無料だが、楽曲の使用料は発生するのである。そして殆どのユーザーは、無料お試し期間終了と共に会員登録を解除してしまうのである。そのユーザーの中には無料期間中に目一杯の楽曲を利用する例もあり、膨大な楽曲使用料が発生することになる。楽天はCD購入者がでてくることで元をとろうとしているのかもしれないが、それは取らぬ狸の何とやらで成果は得られないだろう。そもそも、スマートフォンで音楽を聴き放題したいユーザーは、CD購入者とは対極にいると考えて良い。CD購入者は自分の聴きたい曲が決まっており、いろいろな曲と出会うことは望んでいない。楽天の描く『デジタル音楽配信とEコマースの融合』は、実現する見込みは無いと言わざるを得ない。

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