デジタル放送がアナログ放送より数秒遅れた理由

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昨日の記事でデジタル放送の音声がアナログ放送より少し遅れて出てくることの理由に、音声にはDACという処理が余分に入ることを挙げた。果たしてそうなのか、今日になって気になったので調べてみた。そこで判明したのは、デジタル放送の場合は音声だけでなく映像もアナログ放送より数秒遅れるのが当たり前だということだ。デジタル放送は送信時にエンコードしており、受信時にそれを元に戻すデコードを行っている。その分だけアナログよりも遅くなるという。

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デジタルはアナログよりも劣っている・・・・?

sony-dac

Sony USB DAC UDA-1

上の画像は今日の記事と直接の関係はないが、Sonyが昨年の9月に発表した一連のハイレゾ機器の中のUSB  DAC。プリメインアンプも搭載しており、価格は5万円前後となるハイレゾの入門機。SME傘下のレーベルゲートはmoraでハイレゾ配信を昨年10月から行っているが、その目的は親会社のSonyのハイレゾ対応オーディオ機器の販売拡大にある。Appleは圧縮音源のダウンロードからストリーミングのインターネットラジオに向かっており、SonyはハイレゾでAppleとは真逆の方向を目指すことになった。

デジタル放送ではかつての時報がなくなった

さて、本題に戻すとしよう。デジタルテレビ放送では送信時のエンコード(Encode:符号化)と受診時のデコード(Decode:復号化)で遅れが生じるわけだが、その遅れは音声よりも画像の方が大きくなる。音声よりも画像の方の情報量が圧倒的に大きく、その分だけエンコードとデコードに時間を要することになる。生放送の場合、当然ながら遅い方に合わせるしかないが、その遅れは送信時に約2秒、受診時に約2秒、合計で4秒程度もあったと言われている。この問題はアナログ放送終了と共に一般消費者の目の前からは見えなくなったが、NHKで放映されていた時報の映像を取り止めるというところに波及している。

音声の暮れの原因はエンコードとデコード

デジタル放送の場合、映像と音声の両方が遅れる問題の方がクローズアップされることになった。しかし、価格.comのクチコミ掲示板を見ると、東芝のデジタルテレビでは映像よりも音声が遅れる現象が発生していたようである。複数のユーザーからの書き込みがあり、最終的には東芝がファームウェアの修正で対処したとのこと。そこで思いついたのは、デジタルテレビで音声と画像の遅れを調整してなくす処理を行っていること。更に、その時にDAC(Digital/Analog Converter)処理の遅れも加味して処理していること、ということである。そのプログラムにバグがあり、それを修正することで改善したのであろう。いずれにせよ、デジタルテレビの音声が遅れる件の最大の要因はエンコードとデコードにあり、DACの問題はその中で消えてしまうほどの影響でしかないということである。昨日の記事はその辺のことを無視した間違った内容であり、早速昨日の記事を訂正することにしよう。

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